たとえ伝わらない声だとしても(没作)

どうしよう...

隣の人がイケメンすぎる...

って何考えてんだ俺！男だぞ！？

でも意識しちゃって集中出来ない...

そんな事を考えていると...

キーンコーンカーンコーン

なんだろう...yaくんがチラチラ見てくる...

俺の顔に何か付いてる...？

後で鏡みよ...w

は？なんか赤面してる...？

可愛い...

そんな事を考えていると...

キーンコーンカーンコーン

昼

ｺﾄｯ(弁当を置く)

何を話しているのだろうか...

そんな事を考えながらイケメンを見つめていると...

ｺﾄｯ(弁当を置く)

なぜか目の前に弁当箱を置かれる

いや、何故置かれたのかはなんとなく分かるな...

だが何故俺と？と思いイケメンを見ると...

は？

なんだ...？

声が聞こえないはずなのに...言ってる事が分かる...？

口元を見た訳ではない...

なんか...聞こえた気がしたんだ

幻聴か...？

...頷いてみて相手の反応を見てさっき聞こえたのが幻聴だったのか調べてみるか...

この声が届かないと分かっていても...

なぜか話しかけるのを止められない

え？は？今頷いた？

今完璧に頷いたよね！？

声が聞こえた！？

やっぱり聞こえない...さっきのは幻聴だったのか？

でも...相手の反応を見る限り喜んでるっぽいし...

なんだったのだろうか...

気になるが...とりあえず頷いたからには一緒に食べないとだしな...

弁当箱を置き、返事のつもりで笑顔を向ける

弁当出したのは分かるけど...なんで笑顔を俺に向けてくれた？

｢食べよ｣という俺への返事なのか？

はたまた...

ま、どっちにしろ...笑顔可愛すぎん！？

可愛さに気を取られてて気づいてなかったけど...

yaくんなんでガーゼしてんの...？

昔に大きい傷でも負ったのか...？

それは今度聞くとして、今はyaくんとの昼食の時間だからな！

一緒に食べれる...めっちゃ嬉しい...w

昼食終わり

また何かを話してる...

ん？なんだ？アイツがこっちに寄ってくる...

そんな事を考えてる暇も無く...

ｶﾞｼｯ

腕を掴まれる

そして強引に引っ張られる

痛い...

一体何処に連れてかれるのだろう...

こっち方面は..外...？

ここは...校舎裏...？

なんでこんな所に...

そんな事を考えていた瞬間...

ｺﾞﾝｯ

校舎の壁に投げつけられる

案の定声は聞こえない...

だが、怒っていることは分かる

そんな事を考えていると目の前に拳が飛んでくる

あぁ..."また"始まる...

ﾄﾞｺﾞｯ

痛い...痛い...！

誰か助けて...！

そう心の中で叫んでも無駄...

声に出さなければ伝わる訳が無い...

ﾄﾞｺﾞｯﾎﾞｺｯ

俺の虐めは...終わる日が来るのだろうか...

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