テラーノベル
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廊下で 幼馴染を待つ 。 今日は 昨日よりも 早く HRが 終わった
静かだった廊下に , 教師の声が 聞こえて 次第に 騒がしくなっていく
チラ , と 少し教室の扉から 中を見た
運が良いのだろうか , 丁度 目が合った 。 私を見て 微笑んでいるようだった 。
「 ぶっちゃけ , アリ ?( 笑 」
その言葉が 脳裏に浮かんで , つい 視線を逸らした
一人の女の子が , 友人達に 背中を押されるように 声を掛けていた
小柄で , 髪の長い 女の子 。 照れ臭そうに , 上目遣いで 話している姿は 堪らなく 可愛らしかった
だって 彼奴 , すっごく 格好良いんだもん 。
そりゃあ 女の子は皆 目を光らせて 狙うだろう
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そう言って , 幼馴染は 私の方へと 歩を進めて
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長い足で どんどん私との距離が 遠ざかっていく 。 急いで 追いかけた
少し , 後ろを振り返った
悲しそうに 肩を下ろす彼女を 宥める友人達 の様子
「 可愛かったのに 」 と私が 言葉を零した
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私の隣を歩く , 私の背丈より 高い位置から 聞こえる声
少し , 私と 彼との間に 隙間が出来たように 感じた
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眉を顰める 双子の 同級生 。 目の前で 掌を ゆらゆらする
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初めて話す人に対しては まだ少し , 緊張してしまう そんな私に 構わず 話し始める 双子
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これは , 挑発だろうか
反応に困ってしまい , 無理やり口角をあげて お礼を言う この気まずい空気を 早く終わらせたい
そう思っていただけなのに , 双子の一人が 口を開いた
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少し焦ったように 止めに入る 弟
だが 止まることなく , 続けた
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分かってるっつ - の 。
何度も 言われてきた 。近所の 奴等は皆 口を揃えて 外見について 私と彼を 区別した
ここまで来たら , もう流石に慣れてしまう
視線をまた 合わせようとした時 , 奥から こちらを見ていた彼が 近付いてきて
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.. 意外だった 。 温厚で あまり人に対して ものを言うタイプ じゃないから
辺りを見渡すと 周りも皆 こちらを見ていて , 注目されていることに 気が付く 。
mnz
snic
視線を逸らしたまま ぼそっと呟く 一応 , 許しておいてあげよう 。
その場は なんとか 収まった
帰り道 , 彼に 感謝を告げた
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申し訳なさそうに してくるものだから , 大丈夫 だと伝えるために
そう言うと , 彼は また 私の目を見て 微笑む
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真っ直ぐと 伝わってくる言葉は , 私の耳を あつくさせた
コメント
2件
藤原愁さんいい男すぎてやばいです…🤦🏻♀️💖幼馴染関係っていうのが最高です🫶🏻❤️🔥