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⚠️注意⚠️ ・ド屑(なきそ様)曲パロです ・🇩🇪×🇫🇷(左右あってるかな…、) ・BLのつもりです ・今回も🇩🇪狂ってます ・🇫🇷はクズです

以上のことがわかった方のみ、 閲覧可能となっております。

🇫🇷フランス

ねぇ、ジュ達お互いに幸せになろうよ。"恋人"という名の茶番劇やめてさ。

フランクライヒはそう告げて 俺の元から離れようとした。

🇩🇪ドイツ

ま、待ってくれ!フランクライヒ!

俺はそれを追いかけようとする。 …、追いつくことはできなかった。

🇫🇷フランス

……。本当に馬鹿な男。まんまとかかったよね。

🇫🇷フランス

知ってたでしょ?ジュが幾度となく浮気していたことぐらい。

🇫🇷フランス

その度にアルマーニュが憤慨してたこと、知ってるよ。

フランクライヒは淡々とした口調でそう話した。

🇩🇪ドイツ

だ、だからなんだ…。「俺は自ら望んだ」と…。

🇩🇪ドイツ

ま、待ってくれ…!フランクライヒ…!!

🇫🇷フランス

…何?そろそろ考えてよ。

🇫🇷フランス

ジュは「別れよう」って言ってるんだよ。じゃあね。

そうとだけ言って、 フランクライヒはその場を去った。

静かな夜道には、俺一人だけ。

俺の気持ちを嘲笑うかのように、 月が綺麗な夜だった。

🇩🇪ドイツ

…、俺は「フランクライヒが望むことならなんでもする」と言った…。

🇩🇪ドイツ

Höhöhö…、「お望み通りの末路」かもな。

先程の出来事が フラッシュバックする。

あれ以上の衝撃など、 俺は経験したこともなかった。

🇩🇪ドイツ

なんで、

🇩🇪ドイツ

なんで、なんで、なんで!

🇩🇪ドイツ

あいつはなんでだ!何故俺を捨てた!どういうつもりだ!!

感情のままに壊したビールジョッキ。

ガシャン!!

耳を塞ぐ必要のあるほど、 大きな音が聞こえてきた。

……。 ふと、 クソ親父含めた先祖達が口を揃えて 言っていたことを思い出す。

「自由の国・フランスとだけは 絶対に仲良くするな。 後悔するから。」

と。 ……、 こんなことなら、 もっと早く思い出したかった。

🇩🇪ドイツ

なんだ…、そんなものか。

フランクライヒは 過去にも今にも変わらず

「ド屑」だった。

それだけだった。 きっとそうだ。 そういうものだ。 違いない。

頭ではわかってるが、 心はフランクライヒと よりを戻したく思っていた。

🇩🇪ドイツ

Höhöhö…、惨めだな…。

そう呟きながら、 ベッドに飛び込んだ。

こんな状態じゃ、 いいことも思い浮かばない。 そう考えたからだ。

………。 眠れない。

🇩🇪ドイツ

フランクライヒ…、せめて黙ってイッヒのこと従ってくれれば…、

🇩🇪ドイツ

って…。

その瞬間、 危険な思想が自分の頭を支配した。

この時の俺には、 その思想を止める術がなかった。

🇩🇪ドイツ

…、フランクライヒの家に行こう…。

己の感情に付き従い、 フランクライヒの家に向かった。

…、 睡眠薬を添えて。

🇫🇷フランス

そろそろ寝よ…。

ジュがそう思っていた時だった。

ピンポーン!

ドアフォンの音が鳴り響く。

🇫🇷フランス

何…?人がせっかく寝ようとしてる時に限って…。

そう思いながらも、 フランスはドアを開けに行った。

🇫🇷フランス

なんだ…?アルマーニュか…。

🇫🇷フランス

とっとと帰ってよ…、ジュは眠いからさ…。アルマーニュに構う暇なんかないんだよ…。

そう言いながら フランスが去ろうとした。 その時だった。

🇫🇷フランス

ゔっ…?!

バタン。

何か、 睡眠薬のようなものを 嗅がされたようだ。

🇩🇪ドイツ

イッヒに従ってくれないのが悪いんだ…。

🇩🇪ドイツ

黙って俺に従って。

朦朧とするフランスの意識の中、 聞いた声はそれだけであった。

フランスははっと目を覚ました。 手は後ろ手。 足は何か 金具らしきものに固定されている。

🇫🇷フランス

…!ここはどこ?!

🇩🇪ドイツ

グーテンモルゲン、フランクライヒ。

目の前には、 昨日別れたはずのドイツが。

🇫🇷フランス

ちょ、アルマーニュ?!どういうこと?!

🇩🇪ドイツ

…、お前には言えない。お前が俺を理解してくれるなどという甘い考えは捨てたし、お前はもう俺に逆らえないし。

淡々と語るドイツ。 その瞳は冷酷そのものだった。

🇫🇷フランス

…、こんなことしてタダで済むと思ってるのか…?

🇫🇷フランス

今のお前は…、忌むべきナチそっくりだぞ…?

フランスは 怯える自分の体を 無視しながら そう発言した。

🇩🇪ドイツ

あんな外道と俺を一緒にしないでくれないか?気色悪い。

🇩🇪ドイツ

あいつは人を玩具のように扱ってきた。俺は違う。お前を心から愛してる。愛してるんだ。

🇩🇪ドイツ

それと同時に、お前が他の奴と仲良くするのが気色悪い。黙って俺に、いや…、「俺だけに」従え。

再び淡々と 自身の考えを述べるドイツ。 その姿はまさに ……。 狂気そのものであった。

最後の方に 「お願い」 と言っていたような気がするが、 気のせいなのだろう。

🇩🇪ドイツ

…、わかってくれるまでそこで反省してろ。

🇩🇪ドイツ

なお、イッヒはお前をずっと監視してるからな。蜘蛛が糸で巣を作るかの如く。

そう言いながら、 ドイツは部屋を後にした。

ドイツはふと我に帰った。

🇩🇪ドイツ

なんだかなぁ、なんだかなぁ、…。

🇩🇪ドイツ

こういうことではないような…。

その目は今にも悲しそうであった。

依存心と未練。 ドイツはその二つの感情に 支配された。

だから、 自分自身を止めることが できなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

……。 力ずくで相手を 屈服させるのなんて、

俺は、 俺は、 俺は…!

望んでなかったはずなのに…。

🇩🇪ドイツ

なんで、なんで、なんで、なんで!!

🇩🇪ドイツ

何故なんだ!どういうつもりだ!!

今は14時。 大体夕陽が落ちるまで、 その葛藤は続いていた。

終わり

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