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飴村乱数
昨日人を殺したんだ
おまえはそう言っていた
梅雨時ずぶ濡れのまんま
部屋の前で泣いていた
夏も始まったばかりというのに
あなたはひどく震えていた
そんな話で始まるあの夏の日の“記憶”だ
飴村乱数
殺したのは隣の席のいつもいじめてくるあいつ
飴村乱数
もう嫌になって
飴村乱数
肩を突き飛ばして
飴村乱数
打ちどころが悪かったんだ
飴村乱数
もうここにはいられないと思うし
飴村乱数
どっか遠い所で死んでくるよ
そんな君に俺たちは言った
有栖川帝統
それじゃ俺も連れていけ
夢野幻太郎
それなら小生達も連れていってください
有栖川帝統
財布をもって
飴村乱数
ナイフをもって
夢野幻太郎
携帯・ゲームもカバンにつめて
いらない物は全部
壊していこう
飴村乱数
飴村乱数
あの写真も
有栖川帝統
有栖川帝統
あの日記も
夢野幻太郎
今となっちゃもういらないさ
飴村乱数
人殺しと
有栖川帝統
ダメ人間の
俺らとお前の
FlingPosse
旅だ
そして僕らは逃げ出した
この狭い狭いこの世界から
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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