○○
○○
なんだか眠れなくて
少しお腹も空いてきたし
チョコレートでも
買いに行こうと思って、
布団から起き上がって
寝巻きの上に
大きめのパーカーを
羽織った。
近くのコンビニまでは
歩いて5分…?
夜中と朝の
あいだの4時だ。
この時間、
外を歩く人なんて
全く居なくて
スマホから音楽を
大きめにして
流しながら
口ずさんで
靴を鳴らす。
嫌じゃないな
この時間。
コンビニに着いたら
流していた
音楽を止めて
一目散に
お菓子コーナーに向かった。
○○
チョコレートを
買いに来たのに、
いざお菓子コーナーを
見回してみると、
塩気のある
ポテチもいいな…
なんて。
でも私は
やっぱりチョコレートが
恋しいみたい。
どのチョコレートに
しようかな、
顎に手を添えて
悩んでいると、
誰かがコンビニに
入ってくる音がした。
床を引きずるように歩く
足音のほうに
意味もなく
視線を向けると、
お菓子コーナーで
曲がってきた人物。
その人を見て、
つい
○○
と声を漏らした。
???
そこには
グレーのスウェット姿に
黒のダウンジャケットを
着た同じクラスの
ジョングクくんが居た。
同じクラス、
と言っても
話したことは
全然無いし
目が合うこともない人…。
名前を知っている
クラスメイト。
すぐに目を逸らして
私は気にせず
チョコレート選びを続ける。
新作のチョコレートでも
いいなと思ったけど、
変に冒険して
ハズレを引くのが
嫌な私は、
お気に入りの
チョコレートを
手に取った。
ジョングク
ジョングク
チョコレートコーナーの隣
グミコーナーの前に立っていた
ジョングクくんの言葉に
驚きつつも、
○○
と返事をすると
ジョングク
と同じチョコレートを
取って先にレジに
行ってしまった。
結局、
ジョングクくんが
お会計を済ませて
コンビニを出たあと
自分もレジに並んで
同じチョコレートを買った。
また5分、
家に帰りながら
音楽をかけて
レジ袋から
チョコレートを
取り出すと
1つ口の中に
頬張った。
やっぱりチョコレートは
おいしいな。
それにジョングクくん。
すごく不思議な子だったな。
次の日の朝。
制服に身を包んで
昨日買ってまだ
半分残ってるチョコレートを
持って
学校に向かった。
相変わらず
クラスは賑やかで
朝から騒ぐ人が多い。
クラスの真ん中の席には
昨日の夜中に
コンビニで会った
ジョングクくんが
他の男子に囲まれて
座ってて笑顔を
浮かべる姿。
友達
友達
友達
ジョングク
ジョングク
友達
友達
友達
友達
友達
友達
友達
ジョングク
ジョングク
人気だったら続きが…?🤍
コメント
3件
続き作ってください!
すきですぅ。。。 こういう展開、大好物です🤤
続き待ってます( ̄- ̄)ゞ