灰谷蘭
…てな感じで
灰谷蘭
番犬ちゃんがぜーんぶ片付けちゃった
九井一
お前らなんもしてねぇじゃん
灰谷竜胆
ほんとだよw
灰谷竜胆
もう番犬1人で梵天やってけそう
佐野万次郎
…帰ったか
九井一
!
灰谷蘭
あ、首領
お疲れ様です。
つい先程にもどりました
佐野万次郎
どうなった
向こうの奴達がとんだ無礼を働いたので
契約は白紙になりました
佐野万次郎
無礼…
灰谷さんたちの飲むお茶に薬物を混ぜていました
佐野万次郎
それだけか
え?
佐野万次郎
はぁ…
佐野万次郎
それ以外にも何かあったのか
他、……他には…何も…
佐野万次郎
そういうとこだ
え?
佐野万次郎
相手を潰すなら後からどうとでもできるだろ
佐野万次郎
その程度の事であんまり騒ぎを起こすな
佐野万次郎
目立つと面倒だ
えっと…
佐野万次郎
普段は優秀だからその能力を買って幹部にしてやってるのに
佐野万次郎
そういうとこが残念だな
佐野万次郎
お前はもっと落ち着け
そう言うと、 首領は部屋から出ていった
灰谷竜胆
首領キツ
九井一
番犬が落ち着いてないって言うなら
九井一
お前らは落ち着くどころか暴れてるな
灰谷蘭
暴れてるは言い過ぎだろ
(…そういうとこ、か)
(まぁ、確かに)
(竜胆さんの事になると周りが見えなくなるからな〜)
首領はいつもそう 上手くやったつもりでも 報告すると厳しい言葉を浴びせてくる
首領の言ってることは 全部正しいんだけど
でもやっぱキツ
普通に怖いし
とりあえずやることは終わったので
私は部屋にもどります
会社の方は九井さんにお任せします
九井一
は?
お願いしますね
九井一
は?お前、まじで…はー…
九井一
ほんと護衛のくせに人使い荒いなぁ…
所詮護衛役なので。
私は細かい仕事はしませんよ
九井一
お前も一応幹部だろ
"一応"なので
護衛役のポジション こういう時に便利だわ
灰谷蘭
番犬ちゃんがやった事なのにw
灰谷竜胆
どんまい九井
九井一
うざ
あ"ーもう
疲れた
やっぱり首領には敵わない
他の幹部なら 普通に接するくらいできるんだけど
首領だけは 変に緊張するんだよね
やっぱり苦手だわ
でもさぁ
竜胆さんに薬盛ったんだよ?
ほっとく訳にはいかないでしょ
あいつマジで殺す
許さないし
灰谷蘭
お前ほんとに竜胆好きなんだ
!?
っは、お前いつから
灰谷蘭
いやぁ
灰谷蘭
ほんとびっくりだなぁ〜
(無視かよ)
灰谷蘭
まさかあの番犬ちゃんがほんとに恋してたなんてねぇ〜
灰谷蘭
最初見た時は夢でも見てたのかと思ったけど
悪いですか
灰谷蘭
いや?
灰谷蘭
別にそんなこと無いけど?
マジで誰にも言わないでくださいよ
灰谷蘭
えー?
灰谷蘭
どーしよっかな〜
言ったら殺すまじで
灰谷蘭
おーおーw
灰谷蘭
そんなことよりこれ
なんですか
灰谷蘭
君に渡せって
誰から
灰谷蘭
知らないけど
灰谷蘭
内容とか諸々はよくわからん
灰谷蘭
仕事のことでしょ
…いつ、渡されたんですか
灰谷蘭
ついさっき
そうですか
ありがとうこざいます
じゃあやることあるので帰って貰えますか
灰谷蘭
え?なんで?
は?
灰谷蘭
なんで戻んないといけないの?
なんでじゃないです
とっとと帰ってください
迷惑
邪魔
煩い
灰谷蘭
辛辣
灰谷蘭
はいはい帰りますよ
パタン
ふー…
あいつマジでいつ入ってきたんだよ
勝手に人の部屋きて
馬鹿みたいなことばっか言って
あ、馬鹿か
竜胆さんはあんなにかっこいいのに
なんでこんな違うのかな
ま、 今はそんなことより この手紙の方が問題
荷物じゃないから GPSとか盗聴器が 仕掛けられてる訳じゃないんだけど
問題は 差出人
この手紙を 私に宛てたのは
私の姉
ほんとに 私の姉が宛てたものかはわかんないけど
姉とは 何年も前に家を出てから会ってない
だから私の場所なんてわかんないはずなんだけど
ほんとになんなの
こっちは疲れてるってのに
…
突然届いた手紙
そこにかいてあったのは "今すぐ帰ってこい"
この一言だけだった
to be continued






