ft本部、司令室にて 解析班、玲美が別室で窓の外を見ると…
玲美
(増加傾向で、落ち着く気もなさそうね…嫌な予感はあったけど)
称観(隊長)
(確かに、司令室からも見える霧の濃度は着実に上がってる…)
玲美
今日は…此処で自粛する事になるかな…?
称観(隊長)
(強い霧ね。でも、外に行かないと本当の数値は分からないし…)
玲美がそう言った瞬間、別室の隊長はモニターから目を離す。
称観(隊長)
全員、応答しろ。
外出推奨を出す。
外出推奨を出す。
隊長の1言で場が静粛と焦りに包まれた。
本来なら、的外れな行動だ。リスクのみを背負っている。
だが、誰も反論の余地はない
外に出ると余り霧は濃くなく、全員視界は取れていた。
称観(隊長)
音も風も、いつも通り異変は無いな。
玲美
そうですね…
称観(隊長)
玲美、貴方の業務用端末で、霧の濃度を調べられるか?
玲美
分かりました。
玲美
……隊長、私の見間違えで無ければ、外の方が濃度が低いです。
隊長は頷きもせず、デッサンするように霧を見つめている
その時、ふと誰かが呟く。 今、影動かなかった…?
その時固まるように影を観察していた隊員達の事など無視するように、ただ霧は動く
称観(隊長)
「……戻るぞ。]
玲美
(誰も疑う事無く動いてる…)帰るか
ただ大人しく背後で霧を観察していた隊長には、何か意図があるのかも知れない…






