奇病の私＿。

○○は緊急手術室にいる

医者には 『覚悟はしておいて欲しい』

と言われた

俺は全て話した

○○は花吐き病だってこと

俺が言った言葉で傷つけてしまったこと

全て話した

場地達は頷くだけで何も言わなかったけど

すごく悲しそうで、怒っているような

そんな顔をしていた

皆、俺を救ってくれる

あぁ、俺はいい友達を持ったな

あれ、

ここはどこ？

知らない場所だ

暗い、怖い

あ、そうか

私、マイキーの目の前で倒れて

…どーしよ、

私が ﾀﾋ ぬ時に、

泣き顔見せなきゃダメになる？

自分勝手な行動、許してくれる？

返事は来ない

そもそもここは何処なのだろう

でもなんだろう、

独りじゃない

誰かが呼んでる…？

行かなきゃ

でも…行っていい？、

もし呼んでくれているのがマイキー達だったら

私は…会う資格がない

でも、

でも！

行かなきゃ、

謝らなきゃ

最期の時まで

一緒に居たい

…！！

''一緒に居たい''

これが私の本音か…

なんだ、全然違うじゃん

守るため、とか言って

離れよう、縁切ろうなんて

全部、自分と相手を傷つけるだけじゃん、w

情けな、w

手術中のランプが消える

手術が終わった…！

部屋に響く一定の心拍音

ピッピッピッピッと

なり続けている

その部屋には眠っている○○がいた

笑っているような、泣いているような

不思議な表情をしていた

ピッピッピッピッ

一定の心拍音で目が覚めた

ここは病室？

あ、そっか私

帰って来れた、

良かったけど

やはり症状は進んでいるのだろう。

身体中が少し痛い、

なんて、夢見がちな事を言っている時だった

来てくれるかな、なんて言ったけど

実際会ったら気まずくて仕方ない

他に色々伝えたい

だけど1番伝えたいのは

ありがとう

なんだ。

約3週間後

運良く、私はまだ生きられることになった

あの時は忘れてたけど

しぬ時どーしよっかなぁ

病院内だけ…

あ、なら

奇病でしぬより

自殺してしまった方がいいのではないか…、？

そうか、そうしたらいいんだ

みんなに会えた。

仲直り出来た

そして遊べた

これ以上

求めるものはない

その時の私は

あの時の意思を、忘れていた。

1日後

昨日はしぬことをやめた

マイキー達は昨日は集会で

今日はなんか忙しいらしい

だから しぬのには丁度いい日だ

だけど

最後にあの人にだけ、

会いたかったから