【第八章】虚像の偶像

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姫月 琴葉(ひめつき ことは)。 能力をコピーする能力をもつ。 コピーした能力は元より劣る。 消耗もリスクも大きいが、 使い方次第では最強といえるだろう。 愛華が体験した物語(第六章)の後に、 自らも物語を救う経験をする。(第七章)

星宮 愛華(ほしみや あいか)。 毒を操る能力の持ち主。 この能力の強いところは、 自由自在に設置したりが可能な事。 実用性と威力を兼ね揃えた能力だ。 琴葉とは幼い頃から一緒にいる。 恩人だと慕っているほど。

常闇 零(とこやみ ゼロ)。 虚像の能力者。 現実にないものを創りだす。 威力は半分になってしまうが、 創造能力の消耗は激しくないため、 融通が効く能力といえる。 誰も知らない表裏がある。 実験体Number:1083

マスター。 影を操る能力者。 スピードと巧緻性に優れている能力 だが、本人は暗い場所が恐怖だという。 これも、実験所の経験のうちのトラウマだというのだろうか？ どちらにしても、不健康そうな外見からは生気を感じられない。 実験体Number:1001

叶(かな)。 植物を操る能力の持ち主。 しかし、消耗も大きく、使いすぎるとかすり傷が増えてくる。 何かを作ることが好きで、少し小悪魔的な性格。 コミュ力が異様に高い。

黒器 猫霧(くろき びょうみ)。 性別は男という事にしている。 不幸を司る能力者。 不幸というのは災害や事故など。 不幸と幸を表す赤と青のオッドアイで 生まれるはずが、不幸だけを背負って生まれてしまった。 排他的な態度の裏には、 何か理由があるのかもしれない。 瞳の赤は不幸の色。

そして、青は───

ﾀﾀﾀｯ

忌呪 命(いのり みこと)。 命は、本名とはまた別の名前。 ヴァンパイアと人間のハーフ。 数年前人間とヴァンパイアの仲違いが起こって姉がヴァンパイアハンターに殺されてから、人間から悲惨な仕打ちを受けてきた。 記憶を操る能力者。 戦闘時は短剣も使用する。 基本的に狼狽しないタイプの人間。 とある天使に救われてからは、 遠く離れた場所に移った。 実験体Number:1002

──酷い、誰がこんな…

──私が救って差し上げますから

──もう、怖がらなくていいんですよ

カーン……カーン……

荘厳な鐘の音。

心做しか、 神聖な空気が濃くなったように感じる。

私が、振り向いた方に、 立っていたのは──

神代 救(かみしろ すくい) ×××××の能力者。 自ら作り上×た××の×を×仰××いる。 ××××××××××××。

生贄に捧げろとのことです。

𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹