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何故 私は
こんな村に生まれてしまったんだろう
村長
村長
あずさ
この村には、
コンビニも、スーパーも近くにない、
野生動物ばかりの 山の中にある小さな村。
それでも、村人みんな優しくて、
住みやすいとさえ思っていた。
今回私が「生贄」に選ばれるまでは…
あずさ
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
翌日
あずさ
みゆき
あずさ
みゆき
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
あずさ
みゆき
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
母親
あずさ
母親
あずさ
母親
母親
あずさ
母親
母親
母親
あずさ
あずさ
母親
母親
母親
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
母親
母親
母親
あずさ
母親
あずさ
あずさ
私は嫌だった
どうしても、嫌だった。
昔からのしきたりとか、
今まで断った人がいないとか、
そんなのは どうでも良かった。
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
17日 夜
村長
村長
村長
村人
村長
村長
村人
村長
あずさ
あずさ
私は 村から逃げ出した。
村人が、車で追いかけてくるかもしれない。
見つかれば、村に連れ戻されるかもしれない。
それでも、私はしきたりを素直に受け入れたくなかった。
あずさ
あずさ
後悔があるとしたら
大切な妹にお別れも言わずに、飛び出してきたことだ。
もし逃亡に失敗したら、もう二度と会えないかもしれない。
あずさ
あずさ
あずさ
それでも私は、
夫でも恋人でもない男たちに
処女を差し出すこと…
それを「しきたり」としていることを、
絶対に許せなかった。
あずさ
あずさ
あずさ
私は、山間の坂道を
自転車で登り続けたー
数時間後
あずさ
長時間、夜通し自転車で走ってきた。
とっくに村からは脱出していたが、
しばらく山道が続いていたので
現在地すら、よく分かっていない。
あずさ
あずさ
スマホの現在地は 居住地から遠く離れた場所だった
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
念の為 スマホの位置情報をOFFに設定した。
あずさ
ようやく、今の状態に気づく。
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
お年玉貯金と、保険証、
スマホ、充電器、妹の写真だけは持ってきている。
あずさ
あずさ
あずさ
村のしきたりは、
村に生まれた少女が18歳になる日の夜、
村の若い男たちに処女を捧げるというものだった。
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
私は高校卒業まで残り僅かだったが、
今までどおり高校に通ったら、村人たちに居場所を突き止められてしまう。
あずさ
高卒免許は、後からでも勉強さえすれば、取ることができる。
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
父さん、母さん、ごめんなさい。
そして、
あずさ
数年後
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
みゆき
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
あずさ
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
あずさ
みゆき
みゆきは 私の車に乗り込んだ。
エンジンをかけ、みゆきがシートベルトを付けたことを確認し、すぐに出発する。
みゆき
みゆき
あずさ
みゆき
みゆき
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
あずさ
みゆき
みゆき
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
あずさ
みゆき
みゆき
あずさ
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
そして、私は懺悔する。
あずさ
あずさ
あずさ
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
この件については、恨まれても仕方ないと思っていた。
みゆき
みゆき
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
みゆき
あずさ
あずさ
みゆき
みゆき
みゆき
みゆき
みゆき ごめんね
両親が亡くなった時に、そばにいられなくて。
葬式に顔を出せばあなたを助ける手立てが無くなってしまうから、
たとえ親の葬式でも顔を出すことが出来なかったんだ。
逃亡した私が村人たちに見つかれば、私だけでなく、みゆきにも危害が加わっていたはずだから。
みゆき
みゆき
みゆき
みゆき
これからは、ずっと二人で生きていこうね
私の自慢の妹は
そう笑いながら呟いたー。
fin