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月島
月島
日向
月島
日向
断れなかった。
嫌だと、言えなかった。
どうして、叔母さんたちは俺と月島さんの結婚を許したのか···分からなかった。
きっと、叔母さんたちは月島さんが吸血鬼だと知っていたんだ。
俺を、吸血鬼の食材として生かし、育て、食わせるために。
知られないように、勘付かれないように婚約者としてこの話を持ち掛けたんだ。
幸せなんかじゃなかった。幸せになる方がおかしかったんだ。
俺はそういう存在だったから。
家族が殺されたのも、きっと···俺が不幸だからだ。
もう、俺に生きる理由はない。
俺はこの吸血鬼に、血を捧げて死ななければいけない。
家族と同じように死ねるならば···それでいい。
カプッ
日向
それから、月島さんはお腹が空いたら俺の血を飲み始めた。
家で、学校で路地裏で。
場所は関係なしに、無理やり俺の首を噛んでくる。
俺は抵抗できるはずもなく、身体を任せた。
月島
月島
日向
俺は食事の時以外、月島さんと離れて過ごした。
条件である、ベッドで一緒に寝ることは月島さんから厳しく言われてしまったからそれだけは守った。
それでも、トラウマである吸血鬼のそばに居るのは俺の心が許さなかった。
日向
タッ
月島
日向
最近では食欲がなく、あまりご飯を食べれていなかった。
寝付きも悪く、最近では嘔吐ばかりしていた。
それでも俺の血は美味しいらしく、ゴクゴクと飲んでいる。
不味ければきっと、俺を捨てるだろう。
俺には美味しい血しか取り柄がないから。
気付かなくてよかった。
月島さんに向けるこの気持ちを。
好きだという気持ちを、気付かなくてよかった。
完全に好きにならなくてよかった。
モブ(使い回し)
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日向
モブ(使い回し)
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日向
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
日向
バッ
また、あの夢だ。
起きる頃にはなんの夢だったのか分からない。
どんどん、忘れていってしまう。
母さんや父さん、夏のこと···俺が生きてることさえも。
日向
ギュッ
日向
月島
日向
月島
月島
日向
こういう時だけ、俺は月島さんの優しさに惹かれてしまう。
吸血鬼な彼を信じる訳じゃない。
でも、今だけは···抱きしめて欲しい。
絶対に離れていかないように。
暖かい心臓の音を聞いていたいんだ。
楽に、なるために。
コメント
3件
すきですぅぅぅぅぅ!!pixivのほうもみましたぁぁぁぁ!!さいこうですぅうぅ!!無理にとは言いませんが主様の作品マジで大好きなので今後も更新してくれるとうれしいですぅぅぅぅぅぅぅ!!
読ませていただきました……第4話、とても胸が締め付けられる回でした。日向くんが「不幸だからこうなるんだ」と自分を責める場面、それでも月島さんの優しさに一瞬だけ縋ってしまう気持ちが切なくて。最後の「楽になるために」という言葉に、彼の諦めにも似た覚悟が滲んでいるように感じました。続きが気になります、更新を楽しみにしていますね🌷