それはどこか儚く
甘酸っぱい
女子生徒と
人気なキバナ先生のお話
主
主
主
主
主
朝 9:00
モブ先生A
モブ先生B
オレさまが久しぶりに職員室に顔を出せば 一瞬で教職員たちは騒ぎ出す
キバナ
流石は人気者のオレさま 生徒にも先生にも愛されている
モブ先生B
モブ先生A
“またのんびりと話しましょうね” と言っては、先生たちは職員室から出て行った
キバナ
オレは一人集中して作業に取りかかった
ー3時限目ー
キバナ
オレは作業していた手を止めると、 いすに寄りかかるように座り、休憩をとった
キバナ
モブ先生B
モブ先生C
3時限目真っ只中
職員が《ある生徒》の話をしている
キバナ
ローズ(校長)
キバナ
突然の校長の登場で皆驚いていた
オレさまもそのうちの一人だ
ローズ(校長)
“玲衣”
聞いたことのある名だったが、姿は知らない
確か・・・・・・
ガラガラ・・・
ローズ(校長)
そう言って校長は 後ろで隠れているある生徒の頭を優しく撫でた
ローズ(校長)
玲衣
キバナ
“よろしくな!”
そう言おうと手を玲衣の方へ差し出すが、 また校長の後ろに隠れてしまった
キバナ
ローズ(校長)
玲衣
キバナ
玲衣は首を縦に振ってくれた
無口ではあるが、愛想はある子のようだ
キバナ
玲衣との学校ライフが今、幕を開ける
ー昼ー
キバナ
あの後、また作業を進めていたから ずっと職員室にいる玲衣の事に気がつかなかった
モブ先生B
キバナ
玲衣
キバナ
玲衣
照れ屋なのか そうではないのか
玲衣は少し目をそらしながら、一緒に食べたいと言ってくれた
キバナ
玲衣
キバナ
オレさまは席から立ち上がり、玲衣が座る相談席に座った
もちろん、玲衣に隣にだ
玲衣
キバナ
玲衣
“緊張していまして・・・”
そう、玲衣は恥ずかしそうに言った
キバナ
この日の玲衣はいつもより
どこか表情が和らいでいたような、と誰かが言った
ー夕方 18:00ー
玲衣
まさか担任の先生に出会ってしまうとは思っていなかった
玲衣
午後授業までだったけど 先生はずっと私と喋ってくれていた
やっぱり自分の担当する生徒だからだろうか
不思議で沢山だ
玲衣
人嫌いだった私が今日1日で変わってしまった
少しだけあの先生に期待してみる
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