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痛いのはもう嫌だ
gkty. gktu
⁇?
ガク
お兄ちゃん(?の父)
お嫁さん(?の母)
3
2
1
一週間。
たった一週間。
でも、ここにいるぼくにとって、 とてもゞ ながい じかん。
がっくん……
もうきてくれない?
がっくんが またきてくれる…! ってしんじて、ずっと どあの ほうをみてたひも あった
でも__
なにもきこえなかった。
とびらは しまったまま。
あの あしおとも あのこえも どこにもなかった
そのかわりに
まいにち、 おとうさんとおかあさんがきて、
お嫁さん(?の母)
お兄ちゃん(?の父)
お兄ちゃん(?の父)
どなりごえと いっしょに
からだじゅうが びりびり になったり、 て とか あし とか たくさんいたかった。
くびの ところも、 まいにち どんどんいたくなる。
手も足も 冷たい鉄で締められて、 ご飯も水も少ししか貰えない。
怖くて苦しくて 、 何回もゞ
⁇?
⁇?
ってさけんだけど
おこられるだけ。
まいにち、 おなじことのくりかえし。
なんにちめ かも、わからなくなる。
どんなにさけんでも
お嫁さん(?の母)
お兄ちゃん(?の父)
っていわれる。
がっくん、どこにいっちゃったの?
あのとき てをのばしてくれたのも やさしく "守るよ"って こえをかけてくれたのも
ぜんぶ…ぜんぶ うそだったの?
⁇?
そう叫ぶ度に もっとゞ 苦しいことが起きて、
お兄ちゃん(?の父)
って言われて。
だんだん 思い出すのもやめた。
⁇?
"たすけて" なんて おもっちゃいけないんだ _ ?
がっくんのことを かんがえると
からだがもっと いたくなるきがして
"ぜーんぶ、 わすれることにした"
お兄ちゃん(?の父)
お嫁さん(?の母)
お兄ちゃん(?の父)
そのことば ばかりが ぼくのあたまのなかで 、 なんどもゞ ひびいて
だんだん じぶんの かんがえもきえてた。
⁇?
⁇?
いつしか、それが あたりまえみたいに からだにしみついて
むねのおくも つめたくなった。
ぼくは わるいこ。 いたい おもいをしないといけないこ。
薄暗い部屋の中 何も見えないまま
涙だけが流れて、心のどこかで、
⁇?
って思ってしまう。
本当にぼくは
⁇?
一週間。
何日も、何晩も眠れない夜を過ごして
やっと__
お兄ちゃんが居ないこの日を ずーっと待って居た
最初は信じてくれなかった大人たちも、 心配して着いてきてくれた。
ガク
2階の廊下、 重たくて冷たい扉の前。
その向こうから聞こえた。
⁇?
小さくて、泣きそうな 消え入りそうな声。
ガク
必死になって、大きな声を出してしまった。
"ガンッ!"
がっくんと大人たちは躊躇なく扉を押し開けた。
扉越しに、空気が一瞬で変わる。
最初、君は 音の大きさに驚いて、 身体をまるめて、顔も上げずに、
ただ首をすくめて
⁇?
と必死に繰り返していた。
体が勝手に、これまでの痛みや怒鳴り声に反応して
震えが止まらなかった。
でも、がっくんは迷いなくその子に駆け寄って
ガク
⁇?
ガク
ただ、真っ直ぐ抱きしめた。
君は一瞬信じられないように 目を見開いたけど それからまたぎゅっと目を瞑って肩を強く震わせながら
⁇?
⁇?
と、何度も苦しそうに声を絞り出す
がっくんは、その全部を包み込むように、
ガク
ガク
と何度も優しく言い聞かせるように、何度も。
大人たちは 初めて"現実"を目にして 言葉を失っていた
手枷も、鎖も、ずっと我慢してきた傷も。
けれど、がっくんの声だけは 傷ついた心にゆっくりと染み込んでいった
冷たい扉の奥。 初めて 光が戻ってくる。
それが君を救う始まりとなった。
💞、💬 よければお願いします🙌
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コメント
6件
救われたッ…救われたんだね刀也ッ……!!!!!!!!!!!!!!!!! よ゛か゛っ゛た゛ぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁあァぁあぁぁぁあぁぁあぁっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!! 続き楽しみにしてまぁぁぁぁぁす!!!!!!!!!!!!!!!!!
めっちゃ好きです 続き楽しみにしてます!
きちゃ!!!待ってましたーー!! ほんまに助かるありがとうございます😭😭😭いたいいたいだからってとことか、ほんまに外の世界に出たことないんだ、、てなってめっちゃすきです、、、無理せず更新まってます♡🎶