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神の眷属を名乗る由叶にこの世界の歴史と事情を教えてもらい、助言通り月影神社へ向かう舞夢達
そこには他の世界とは雰囲気こそ違っているものの、月影未彩のような姿をした影がおり、その近くには数体の影が手下のように彷徨っていた
建物の方を見ると、一部がクリスタルに覆われていた
六月真奈
白町凪紗
話をしていると、影達は舞夢達に気付く
影
六月真奈
六月真奈
吟羽舞夢
吟羽舞夢
舞夢は速度上昇魔法を唱え、自分の移動速度を上げる
そして舞夢は未彩の姿をした影に向かって走り出し、次の瞬間、魔法を唱える
吟羽舞夢
この魔法により舞夢の杖に電気が溜まる
この杖を影に押し当てようとすると──
影
吟羽舞夢
バチバチっ!!
杖に溜まった電気は対象に触れたことにより勢いよく放電する
ただ、舞夢が狙ったはずの影は近くにいた手下の影を盾にし、攻撃を防いだ
影
シュウゥっと消えていく影を気にする素振りもなく、未彩似の影は舞夢の目の前に瞬間移動する
吟羽舞夢
舞夢は地面を思いっきり蹴って影から離れようとするが、影はそんな舞夢の進行方向──
すなわち、背後に現れる
優來はる
優來はる
はるは背後の影に気付いていない舞夢と、そんな舞夢に魔法を唱えようとする影の間に結界でシールドを創り、隔てた
吟羽舞夢
影
舞夢は結界に衝突してようやく動きを止める
影は目の前に現れた結界に攻撃を遮断されて苛立っているようだった
優來はる
はるは過去にコピーした瞬間移動能力で舞夢の隣に立つ
吟羽舞夢
優來はる
吟羽舞夢
2人は未彩似の影に魔法を唱える──
六月真奈
六月真奈
真奈は舞夢達の突然の行動に混乱していた
白町凪紗
白町凪紗
白町凪紗
六月真奈
六月真奈
六月真奈
白町凪紗
そして、真奈と凪紗も影達を倒すために向かう
六月真奈
真奈は10歩ほど前に出ると、舞夢達の戦闘に入ろうかと注視している影達に水泡を撒き散らした
影
真奈の魔法を挑発と受け取った3体の影は真奈に向かって走ってくる
六月真奈
六月真奈
六月真奈
真奈は向かってきた影のうちの1体に水を勢いよく放射する魔法を唱えた
影
直撃した影は勢いによってダメージを受け、動きが鈍くなった
白町凪紗
凪紗は投石魔法で星型の石を作り、真奈の魔法を食らってない影のうちの片方に向かって石を飛ばした
影
影の頭部に石は直撃し、影は黒い霧のようなものを頭部から吹き出しながらよろける
六月真奈
真奈はもう1体の影が殴り掛かるのを体を逸らして避けるが、バランスを崩しそのまま地面に倒れてしまう
六月真奈
白町凪紗
白町凪紗
凪紗は真奈に駆け寄った後、影に向かって風属性の切り裂き魔法を唱える
影
影のうちの2体は体を切り裂かれて消滅したが、少し離れたところにいた、真奈の攻撃を食らっていた影には攻撃は届かず、魔法を繰り出そうとする
パァン!
何かが弾けるような音がした
白町凪紗
六月真奈
六月真奈
凪紗の胸元には、拳ほどの大きさの星型の穴が開いていた
吟羽舞夢
優來はる
舞夢は爆発魔法、はるは雷の槍を突き刺す魔法を唱えた
影
影はシールド魔法で結界を張った
優來はる
優來はる
はるは魔力封じ能力で影の魔力を封じた
優來はる
吟羽舞夢
吟羽舞夢
舞夢はつららを落とす魔法を唱え、魔力を使えず困惑している影につららが直撃する
つららは人の足ほど大きく、影の体を簡単に貫いた
すると、影は消滅していく
吟羽舞夢
優來はる
影が消滅したところにキラッとしたものが見えた
優來はる
吟羽舞夢
舞夢は宝石を拾い上げる──
六月真奈
真奈は蹲る凪紗に駆け寄る
白町凪紗
白町凪紗
六月真奈
真奈が振り返ると、手に電流を纏わせた影が真奈達に殴りかかろうとしていた
六月真奈
やられる
真奈がそう思って目を瞑った瞬間
??
ザシュッ!!
けたたましい雄叫びと共に何かが斬られるような音が鳴った
六月真奈
真奈が目を開くと、そこには薙刀を持った一人の少女がいた
由乃
六月真奈
六月真奈
その姿は神社のことを教えてくれた由叶にそっくりであったが、雰囲気はどこか違っていた
由乃
吟羽舞夢
優來はる
少女が真奈に言うと、ちょうど影を倒した舞夢とはるがやってくる
六月真奈
真奈は凪紗に手をかざし、回復効果を付けた水泡を生成する
吟羽舞夢
吟羽舞夢
舞夢と一緒に回復魔法を唱えた
由乃
その様子を少し離れたところから少女が眺めていた
白町凪紗
白町凪紗
白町凪紗
六月真奈
六月真奈
優來はる
吟羽舞夢
吟羽舞夢
舞夢は宝石を握りしめて神社の一部を覆うクリスタルの元へ行き、宝石をはめ込んだ
すると、辺りは強い光に包まれる──
由乃
由乃
白町凪紗
白町凪紗
六月真奈
六月真奈
六月真奈
六月真奈
真奈は辺りを見渡したが、先程の少女はどこかへ行ってしまった
六月真奈
優來はる
六月真奈
吟羽舞夢
吟羽舞夢
吟羽舞夢
吟羽舞夢
六月真奈
そうして、4人は風亜達と出会った山へ向かう
山に着いたものの、風亜達の家からは異臭が漂っていて、不吉な予感を感じるには容易い状況だった
吟羽舞夢
舞夢達は恐る恐る戸を開ける
ガタガタっ
戸は立て付けが悪く、古いというよりはこじ開けられて変になったといった感じであった
六月真奈
戸を開けて真っ先に目に飛び込んできたのは赤黒い血液
そして、血液の出処を探すべく視線を少し上に向けると、傷だらけの風亜と悠穂がいた
白町凪紗
吟羽舞夢
舞夢は風亜と悠穂に向けて、意識の確認魔法を唱える
吟羽舞夢
魔法によって確実に死んでると判明した2人にショックを受ける舞夢達
白町凪紗
白町凪紗
白町凪紗
六月真奈
吟羽舞夢
優來はる
優來はる
はるは世界の出口を開き、4人は次の世界へと旅立つ──
次の世界に入ると、銃声が聞こえた
バンバン!
六月真奈
白町凪紗
吟羽舞夢
舞夢達の入ってきた世界は、とても弱々しく、光ってるかどうかも危ういほどの光だった
そんな世界で聴こえる銃声が何を意味するのかは何となく察していた
優來はる
白町凪紗
六月真奈
白町凪紗
4人は銃声の発生源を探すべく辺りを見渡したりした
吟羽舞夢
舞夢の案内の元音の発生源を辿ると、そこには女性と影が戦っていた
バンバン!
アリス・シア
この世界のアリス・シアは氷を放つ銃を影に向かって撃っていたが、命中率はそこまで高くなく、流れ弾を舞夢達が食らう可能性もあった
六月真奈
白町凪紗
真奈と凪紗が戦場に飛び出そうとすると、背後から声がする
由乃
優來はる
後ろを振り向くと、そこには真奈が探していた少女がいた
六月真奈
真奈が言うと同時にはるが跪いた
優來はる
由乃
由乃
少女が困惑していると、先程より激しく銃声が聞こえた
由乃
由乃
舞夢達は少女に誘導され、静かな所へ移動する