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rara🎼
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 殺し屋パロ
rara🎼
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#4 微笑と銃口、赫は静かに裁く
午後19時。
カフェ《Hima》の店内には、柔らかなジャズの調べと、淹れたてのコーヒーの香りが漂っていた。
閉店の準備を始めるなつは、レジ奥の引き出しから一枚の白い封筒を取り出す。
静かに封を切ると、中にはたった一枚の紙が入っていた。
【某所・元仲介人/裏切り者・抹消対象】
なつは一瞬だけ目を伏せ、深く息を吐く。
# 赫
カップと皿を丁寧に片付け、静かにコートを羽織る。
カフェの店員から殺し屋へ。
赫の表情は、誰にも気づかれないまま、確実に変わっていった。
夜の新宿、雑居ビルの屋上は冷たい闇に包まれている。
遠くで響くサイレンの音と、街灯の明かりに混じったビルの影。
赫はひとり、フェンスのそばに立ち、黙って待ち続けていた。
背後から足音が近づく。
振り返らず、赫は静かに言った。
# 赫
現れたのはスーツ姿の男。
着崩したジャケット、神経質そうな鋭い目。
薄く笑みを貼り付けたその表情は、怯えと覚悟が入り混じっていた。
もぶ
# 赫
# 赫
赫は微笑んだ。
まるでカフェでの接客のように、穏やかに。
# 赫
# 赫
男は小さく笑い、膝をついて座り込んだ。
フェンス越しに夜の街を見下ろし、囁くように呟いた。
もぶ
もぶ
もぶ
もぶ
もぶ
もぶ
もぶ
赫は表情を変えず、静かに話を聞いていた。
銃に手をかけることもなく、ただ淡々と。
もぶ
もぶ
もぶ
もぶ
# 赫
赫の声は柔らかいが、揺るぎない決意を含んでいた。
その目は笑っていなかった。
# 赫
男の顔から血の気が引いていく。
赫はゆっくりと立ち上がり、コートの内側から拳銃を取り出した。
# 赫
# 赫
# 赫
# 赫
冷たい夜風が吹き抜ける。
男は口を開きかけたが、言葉は出なかった。
赫は視線を逸らさず、ゆっくりと引き金に指をかける。
# 赫
──乾いた銃声が夜に溶けていった。
男の身体が崩れ落ちる。
赫は一歩また一歩と近づき、目を閉じて手短に確認を終えた。
# 赫
携帯を取り出し、短い報告文を打ち込む。
《対象処理済み。問題なし》
再び空を見上げる。
星は見えないが、遠くで夜明けの気配を感じ取った。
# 赫
ポケットに銃をしまいながら、赫は苦笑した。
しかし、それこそが赫の選んだ流儀だった。
同情も赦しも、正義も与えず、ただ話を聞く。
そしてそのうえで、確実に殺す。
それが、赫のやり方だった。
第4話・了
rara🎼
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡50
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