知的障害をお持ちの35歳の息子さんのいる方からの御相談
依頼者様
今日は相談にきました。
依頼者様
息子が35歳で重度の知的障害があり、ずっと私達夫婦で面倒を見てきました。
依頼者様
ずっと忙しいことを理由に障害年金の手続きをしてこなかったのですが、最近、親亡き後のことが心配になりまして、手続きを検討しているのですが、もう、手遅れでしょうか?
日本障害年金申請サポートセンター
御相談いただきありがとうございます。
日本障害年金申請サポートセンター
いいえ、今からでも障害年金の請求は可能です。
日本障害年金申請サポートセンター
特に知的障害の場合、多くの方が「20歳前障害」に該当します。
依頼者様
そうなんですね。
依頼者様
息子は小さい頃から療育手帳を持っていて、ずっと特別支援学級でした。
日本障害年金申請サポートセンター
それならまだ遅くはありません。
日本障害年金申請サポートセンター
重要なのは、20歳の誕生日の前後3ヶ月以内の時点での診断書が手に入るかどうかです。
日本障害年金申請サポートセンター
もし、その時期に通院歴があって、医療機関が診断書を作成してくれるなら、最大で5年分の遡及請求が可能です。
依頼者様
えっ!本当ですか!
依頼者様
てっきり今からの分しかもらえないと思っていました。
日本障害年金申請サポートセンター
よくある誤解です。
日本障害年金申請サポートセンター
知的障害は20歳前から続いていることが明らかなので、「20歳時点の診断書」がカギになります。
日本障害年金申請サポートセンター
通っていた病院がわかれば、カルテが残っている可能性もあるので、まずは調査しましょう。
依頼者様
20歳のころ、確か精神科に定期的に通院していました。妻が連れて行っていたので記録も少しあるかもしれません。
日本障害年金申請サポートセンター
それは大きな手がかりですね。
日本障害年金申請サポートセンター
療育手帳もありますので、初診日の証明は比較的スムーズにできる可能性があります。
日本障害年金申請サポートセンター
病院に照会をかけ、診断書が出せるか確認してみましょう。
日本障害年金申請サポートセンター
もし、診断書が取れれば、障害基礎年金1級相当なら、年間約100万円程度が支給され、最大で過去5年分、約500万円程度の受給の可能性もあり得ます。
依頼者様
そんなに…!それが本当に実現したら将来の見通しが少し明るくなります。
日本障害年金申請サポートセンター
はい。御家族が頑張ってこられた分、制度を最大限活用して支援に繋げていきましょう。
日本障害年金申請サポートセンター
資料集めなどは大変かと思いますが、しっかりサポートいたします。
依頼者様
本当にありがとうございます。何とか頑張ってみます。
このように、現在の症状の診断書と20歳誕生日当時の診断書が揃えば、過去5年分の遡及請求が可能なケースが多く存在します。「もう遅い」と思わず、まずは現在の資料状況を確認し、専門家に相談することが重要です。