ルア
覚悟は決めた…
ルア
昼休みだからだれもいないはず…
ルア
この汚い世界からはやくでたい…
ルア
どこにも居場所がないこの世界に…
ルア
さよならを…
私が飛び降りようとした時
リナ
ウウッ…グスッ…
真反対から声が聞こえた
ルア
誰…?
リナ
…あ
リナ
ごめ…ごめんなさい…(泣)
そこには可愛い三つ編みの子がいた___
ルア
もしかして…飛び降りようとしてたの?
リナ
…!
ルナは素直に泣きながら頷いていた____
ルア
…ねぇやめなよ
リナ
え?
ルア
(私はなんとなく先を越されるのが癪だった)
ルア
なにかあったの…?
リナ
…好きな人が
リナ
好きな人が振り向いてくれないんです…!
リナ
運命のはずなのに…
その聞いた事のある言葉を聞くと私はふいに怒りという感情が沸いてきた
ルア
(ふざけんじゃないわよ…)
ルア
(運命の人…そんなの…!)
ルア
ふざけんな!
気づくと私は思ったことをそのまま口にしていた
ルア
パチンッ(頬を叩く)
リナ
…ッ!
ルア
そんなことぐらいで!
ルア
私の先を越そうだなんて…!
ルア
欲しいものが手に入らないなんて
ルア
奪われたことすらないくせに!
リナ
(そうか…この子は…)
リナ
ごめん…
リナ
でも話したらスッキリした
リナ
ありがとう
そう言い残して彼女は1人私を置いて行った
ルア
今日は…飛び降りなくても…
ルア
いっか
ルア
今日こそは…
__と靴を脱ぎかけた時
ユミカ
ハァ…
背の低い女の子が座っていた
ルア
何してるの?
また声をかけてしまった