「兎赤」拝啓、俺のドナーの方へ 完結済み

の…は……なんだって？

なん……そんな………だ

木兎さんが……俺のドナー??

もう長くは生きられない

愛してる

ﾋﾟｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

木兎光太郎はそう言い残すと静かに息を引き取った

拝啓、赤葦へ 俺はずっとバレー一筋の人生でした。 けど、病気が見つかって、病院通いになって、学校にも行けなくなって、そんな時に出会ったのが階段から落ちそうな赤葦でした。 最初は実は一目惚れで、仲良くなりたいなと思って、そっからまさか恋人同士の関係になれるとは思ってもいなかったけど、そのおかげでとっても幸せな人生になりました。 本当にありがとう!!!!!!! 俺は赤葦が大好きです 可愛いところも、おっちょこちょいなところも、意外と抜けてるところも、全部全部愛しています 俺の分まで長生きしてね すぐにこっちに来たら怒るからな!!!!!!! 後書き すぐに赤葦が読むとすぐにこっち来そうだから、わざと難しくしたぞ!!!!!!!頑張って辞書引いたんだからな!!!!!!! これが読めるようになってから、ざっと100年生きること!!!!!!!

桜が散っていく季節

花びらと共に1枚の手紙が青空へ飛んで行った

はいけい おれのどなーになってくれたかたへ おれにたいせつなめをくれてありがとうございました。 おれにはすきなひとがいます。 そのひとと、いろんなところにあそびにいくのがおれのゆめです。 そんなおれのゆめをかなえてくれてほんとうにありがとうございます。 おれはいま、すごいしあわせです。 だから、いまはたびにいっているおれのすきなひとと、ながいきして、もっとしあわせになります。 こんなおれからのてがみなんていらないかもしれないですけど、どうしてもおれいをいいたかったんです。 ほんとうにありがとうございました。

拝啓、俺のドナーの方へ

いや、違うな

拝啓、俺の大好きな人へ