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思いついたから書く。赤くん悪役です。でも根はいいです。
僕らの失踪事件
青
宮沢市公立高校 偏差値は52。 山奥にあり、田舎でほんとになんにもないただの市だった。 遊ぶ時には街に出ていかないと楽しくないのが普通だった。 この学校は3人の失踪者が出た。
1人目。真宮 黄。この学校に転校してきた。9月の夏休み明けに当然失踪した。 彼は下校しても帰ってこなくなり、そのまま行方がわからない状態。 彼はそんな問題児ではなかったためすぐ帰ってくるだろうと思ったが、その事態は変わらなかった。
2人目。 白石 紫。少しドジなところがある。リーダー性を持ち合わせており、クラスのまとめ役のような存在だった。背はそれなりにあるが、力はない。 茶道部に入っている男子だ。 1人目が失踪した10日後のことだった。彼は親に学校に行ってくると告げ、学校に登校しないでそのまま失踪した。
3人目。赤坂 橙。ずっと授業中は寝ているが、クラスには笑いを取っていることで親しまれていた。授業中寝ているため成績はそんな良くないことが予測されるが、英語はいつも満点をとってみんなに自慢をしている。 彼は家に帰ってから突如失踪した。1人目が失踪した三週間後のことだった。そのままかえってこない状態だ。
宮沢公立北高校はこの話題で盛りあがっている。
授業中休みの間や放課後になると、この事件の追求に励んでいた。
「どこに消えたのか」「次はあるのか」「もう死んだのか」とネットの情報、学校の噂などで、勝手に推測していた。
そんな中僕に話しかけてきた人がいた。
彼は小萩 桃。クラスの中心的存在だ。
桃
青
適当に返事を返す。
実質興味は無いし、ほんとに失踪に関しては触れたくなかった。
すると遠くから
声
声
声
声
声
笑い声が聞こえた。
僕はリュックを持ち昇降口からでた。
学校から出ると僕はひとつの川を目指す。
別に登山家や川好きではない。ただその場所が落ち着くからだ。
森の奥にあり、普通は閉鎖していて入ることが出来ない。
だけど、山崩れが起きてフェンスの1番端の方に入れる穴がある。
木が生えしげり、横には川が流れている。ちょうど1人座れるくらいの平たい岩があり、そこに座り、ノーパソを出す。そして、小説を書く。
僕の気持ちを主人公に託して文字に起こす。
小説を書くと心が軽くなる気がした。
キリがいいところでノーパソをしまい、家に帰る。山を降りたら、もう夕方になっていた。日がオレンジ色に染って、僕を淡く照らしていた。最後まで、照らしてくれる太陽の日の力に感動を抱きつつ、僕は家に帰った。
10月なのにまだ夏真っ最中のような暑さだ。
森の中は木で暑さを感じなかったが、降りてみたらクソ暑い。
汗がしたたり、痒い。服が肌に密着するのが嫌いだ。出来れば早く帰りたいが、大きな坂を登らないといけない。いつもは自転車だが、先日タイヤが壊れ、土曜日まで徒歩だ。
やっと登れた時には息切れが半端ない。
青
青
青
早くクーラーの効いた家に帰りたいと思いながら足を進める。
やっと家の前に着いた。
僕の家はアパートの一室だ。一人暮らしだけど結構充実している。家賃はさほど高くなく、高齢者や、高速道路が近いため、新入社員的な人が多い。
するとチラシ受け取りの所に手紙が入っているのに気がついた。身に覚えがない。
まぁ、あとで見るかと適当に思いドアを開けた。
青
声
青
部屋に入ったらエアコンの冷気と3人の返事がきた。
机の上で英語の教科書と難しそうな問題集を開き、スラスラとノートに書いているであろう、赤坂橙。
青
橙
橙
青
橙
青
やっぱすごいや、と内心思いながら喉が渇いたので冷蔵庫を開けた。
青
青
紫
青
青
紫
青
青
紫
最近ずっと落ち込んでる様子の彼は白石紫。過度に刺激する必要は無いと思ったのでそっとしているつもり。
冷蔵庫に入れてあった麦茶をコップ一杯に注ぎ喉を湿してから赤坂と向かい合って小説の続きを書く。
しばらく考えていたら、彼が話しかけてきた。
黄
青
青
青
黄
青
黄
黄
青
黄
青
黄
青
青
黄
元々根暗な子だったけど、話すとすごく楽しいことがわかった。 いつも教室の隅でノートになんか沢山書いていたのを覚えている。
あけおめ
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