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「お待たせ」
やっと彼の元に着いた。 時間は、11時間近といった所かな
「突然ごめんね、今日も来てくれて嬉しい」
彼と会話出来ることがただ嬉しくて。
「今日も俺の家でいい?」
「うん、もちろん」
「じゃ、行こっか」
人通りが少なくなった街に、2人だけの世界に入ったように密着して歩く。
これだけ近づかないと分からないくらい薄い香水の香り。
朝の香水の残り香かな、
この時間にしか香らない、彼のラストノート
他の子は知らない、私だけの香り
そう思うと、昼間の寂しさも全て嘘のようになくなっていった
付けたての香水は誰でも知ってるけど、消えかけのラストノートは私専用の香り。
こんな時間に浮気するなんて、ダメって分かってる…
でも、もう戻れない。
ラストノートに恋をしてしまった