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桃
丸田
桃
丸田
桃
丸田
桃
そうだな、と首を縦に振ろうとしたが 昼鼻子に言われた言葉が 頭を過ぎる、桃は考えた後
桃
丸田
桃
丸田
桃
仲良くなれそうだったんだけどなぁ 鼻子ちゃんは何で関わるなっつったのかな… 俺、やっぱなんかしたんかな… んー、青とゲーセン行きたかったな…
青
鼻子
青
青は背中にバネが入ったかの様に グッ…と伸びをし 猫のように目を細め 気の抜けた息を1つ吐いた
鼻子
青
不意に青がチラッと窓に目を向けると 丁度校門の前を歩く2人の後ろ姿 髪色と歩き方に見覚えがあり ハッと声を大音量にしその名前を呼ぶ
鼻子
青
鼻子
響く声にどこからか、と 桃達は首をあちらこちらに振っていた もう一度青が名前を呼ぶと クルッと身体を反転させこちらに目を向けた
青
青はその姿を見て嬉しそうに 両手を高々と挙げて左右に振った その後ろで密かに鼻子は唇を噛み締めた
丸田
桃
今から門を出てゲーセンに足を 運ぼうと言う時、いきなり聞き覚えのある 声が耳に入り後ろを見れば2階廊下の窓から 存在に気付けと言わんばかりに 両手を大きく振る青が目に入った
青
丸田
桃
丸田
桃
丸田
丸田の言葉に、うん、確かにと 納得した、青は見る限り鼻子ちゃんに すごく優しく思う、彼は可愛い顔を してるんじゃないか、と思うけど あの顔で優しくされたら女の子は好きに なりそうだよなぁ… それだったら青と二人の時間が少なくなって 俺に関わるなって言ったのもわかる、 でも何だろ、素直に応援しよう!って 思わない…何かがつっかえてる…
丸田
青
桃
青
桃
丸田
青
鼻子
桃
青
鼻子
丸田
鼻子
青
桃
まぁ、その内、変なつっかかりも 取れるっしょ、取り敢えず今日は ゲーセン行って楽しむか
青
丸田
桃
青
鼻子
桃
丸田
桃
鼻子
青
丸田
桃
青
鼻子
青は1人口を尖らせ ブツブツ文句を言いながらも 鼻子と一緒に桃達の後ろを 着いて歩いた
鼻子
青
鼻子
青
桃
丸田
桃
青
鼻子
青
鼻子
鼻子に腕を引かれるままに着いていき 彼女が指さす方を目線で辿る 指の先には連れて帰ってとでも言うかの様に こちらを見ている大きいクマのぬいぐるみ
青
鼻子
青
鼻子
青
鼻子
今手元にある金額は3千円 どうにかして鼻子にプレゼントしたいが、 青はUFOキャッチャーをした事が無いのだ しかも初めてキャッチするのが 普通のぬいぐるみの2回り程大きい
青
お金を入れれば軽やかな音楽と共に 1と書いてある押しボタンが点滅する そこを押せばぶら下がって居る爪が左へと 移動した、位置を確認して2のボタンを押す
鼻子
青
持ち上がりはしたが、動いた瞬間 下に落ちてしまった その後何度も挑戦したが 中々キャッチが出来無い
鼻子
青
鼻子
青
鼻子
青
帰り際少し残念そうに笑った 鼻子の顔を思い出し 青は申し訳なさが残り、はぁ、と 小さく息を吐いた
丸田
桃
丸田
丸田の声に桃は辺りを見渡した 確かに青達の姿が見えない 探そう、と丸田と二人でゲーセン内を探した
丸田
桃
丸田
UFOキャッチャーが沢山建ち並んでいる間に 見覚えのある横顔を見つけた 先程まで一緒に居たであろう 鼻子は見当たらず、青だけが1人 真剣な表情でキャッチャーを操作していた
桃
青
桃
丸田
青
そう言う青はチラッと桃を見たあと その目線を 大きいクマのぬいぐるみへと移した
桃
ちょっと待って、と青を制止した後 桃は自分の財布から200円出し 穴へと入れた、位置を1度確認して 爪を操作していく、と、軽やかな音と共に ボスん、とぬいぐるみが穴へと落ちてきた
青
桃
丸田
青
めっちゃ喜んでくれんじゃん ただのぬいぐるみなのに、何か 変な気持ちになってきたじゃん、ちょっと 何か、すげぇ…可愛い…
桃
青
丸田
桃
青
丸田
桃
なに、可愛いって、え? いや、確かに青は可愛い顔してる、 それは俺もね、思ってた、思ってたけどさ いや、すげぇ…すげぇって何、何だろ 胸の奥から何か這い上がって来る みたいな感覚 めちゃくちゃ可愛くて撫でたい、みたいな… 嘘だろ…俺大丈夫か…
青
丸田
青
青達の心配を他所に 桃は1人頭がパンクしそうなのを耐えていた