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コメント
1件
150にしてやったよ。
N
I
ないくん…それに まろもいる。
楽しそうに何かを 話している2人。
とても近いはずなのに、 何故か俺には声が 聞こえなかった。
Y
H
そして、そこに加わる ほとけっちとアニキ
2人も楽しそうに話し 出すが、やっぱり 声は聞こえない。
…あぁ、ほら、やっぱり。 あれは悪い夢だったんだ。
アニキがゲームの主催者 だなんて、鬼の開発に 携わったなんて
ましてやないくんや まろが死んだなんて
ただの悪い夢に決まってる。
でも、初兎ちゃんは どこだろう。
初兎ちゃんがいない。
そう思って、辺りを見渡すと
S
丁度俺の死角だった 背中側に、初兎ちゃんがいた。
S
涙を流し、何かを叫ぶ 初兎ちゃん。 掠れてあまり声が 出ないのか、一部しか 聞き取れない。
…いや、そもそも何で 初兎ちゃんの声は聞こえる?
S
途切れ途切れに、俺の 名前を叫ぶ初兎ちゃん。
L
…声が出る。 さっきまでは、喉が 渇いていたのか、 掠れて出なかったのに。
S
L
ちゃんと聞こえた、 その叫び声に、バッ と後ろを振り向く。
気づけば4人が 後ろに立っていて。
N
あの鬼のように、 ないくんを殺した憎い 鬼のように、ケタケタと 不気味に笑うないくん。
I
繰り返し、呪文のように そう呟くまろ。
Y
そう言って嘲笑し、 ナイフを取り出すと、 興奮したように少し 赤面した顔でナイフの 側面を舐めるアニキ。
H
H
楽しそうに、恐怖心を 煽るように、怒りを 掻き立てるように、 興奮気味にそう 聞いてくるほとけっち。
その4人の誰も、正気を 失っている目だった。
なんで、なんでなんで。
殺されるのか? しかもよりによって メンバーに?
寝ても覚めても悪夢なのか?
これも夢?それとも これだけが夢で、 あの"ゲーム"は現実?
全部、全部夢 だったら良いのに。
早く、早く覚めろ。
くーーら、んッ!
くーーらくんッ!
くりうらくんッッ!!
L
K
必死で俺の名前を 呼ぶ声に跳ね起きると、 目覚めたことに安堵しつつ、 心配そうに俺の顔を 覗き込むくにおの姿があった。
K
L
遠慮がちにそう言われて、 脂汗の滲んだこめかみや 額を少し乱暴に拭う。
K
L
K
意表を突かれ、思わず 間抜けな声が出る。
K
きっと、彼の優しさだろう。 アニキが実は主催者 側だったことを、最後 までは言わず、ただ 少し、顔を歪めるだけだった。
K
やはり、彼もまた優しいのだ。
俺には勿体ないほどに。
でも俺は、もう優しさに 甘えてばかりではいけない。
K
K
あぁ、そうだ。 ないくんは、俺らの リーダーであり、 ボイシングの社長だ。 だから、まろもアニキも グループは違えど、 同じボイシングという 組織に属している "仲間"なのだ。
K
その瞬間、俺の身体は 温もりに包まれる。 くにおに抱きしめられて いるのだと理解できるまで、 時間はかからなかった。
K
K
K
耳に、首筋にかかる 彼の吐息。そして、 服を濡らす彼の涙。 ゆっくりと背中をさする 彼の温かく大きな手。
どうしても、彼の 仕草の一つ一つが、 ないくんと重なって。
ねぇ、やっぱり
俺はもう少し、周りに 甘えてもいいかな?
L
K
K
L
K
優しく柔らかく微笑んで、 俺の頭を撫でるくにお。
その姿が、在りし日の ないくんと重なる。
L
ありがとう、くにお。 吹っ切れることはまだ できそうにないけど、 おかげで、少しだけ 前を向けた気がする。
L
K
K
L
L
K
分かりやすく しょんぼりとするくにお。
いや、めっちゃ 凹むじゃん。 やめて?こっちが 罪悪感すごいから。
L
K
K
L
K
K
K
K
L
L
みじけッ()
いや、君らが♡全然 押してくれないから 俺もモチベ駄々下がりだし 萎えてるし拗ねてんのッッ!()
次回 第9話 『晩餐』
Next→♡150
全然こないから下げた