テラーノベル
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赤
玄関の前で彼は妙にきょどきょどしていた
さっきまでは「一生離れません!!」とか叫んでいたくせに
今は手をもじもじさせながら下を向いている
桃
赤
彼はまるで猫を踏まない様な足取りでそろりと家に入って行った
靴を脱ぐにもやたらと時間が掛かっていて、なんか...可愛い
守ってあげたくなる
桃
桃
赤
桃
赤
桃
15分後ーー
お風呂から上がって来た彼は
私のゆったりサイズの白いパーカーを着ていた
袖が長すぎて、手がほとんど隠れている
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
ツッコミながらも、笑いが溢れる
最初の印象は、暗くて大人しい子、近づきにくい子って思ってたけれど
この雰囲気を見ていたらほんの数時間前の様子なんて考えられない
なんだろう、本当にすっごく変な子なのに
部屋の雰囲気がふわっと明るくなっていっている気がする
夜、ベッドでーー
赤
そういったya君の声は、不意に少しだけ沈んでいた
桃
赤
桃
そういうと、彼はふわっと顔を赤くして、嬉しそうに笑った
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
私は少し黙って、ふっと息をついた
桃
赤
すとん、とベッドに沈み込む様に倒れ込んだ彼は、落ち着いた声で言った
赤
その言葉に胸がじんわり温かくなった
コメント
4件
ヤバい、尊すぎてヤバい
え..何ですか❓️この可愛い生き物..😯 🍪彡にお世話されるのもずるい..でも 🍗君可愛い..これぞ..尊いってこと❗️❓️