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暗がりの路地裏みたいなここだが、
モールから出ていない。
男B
男A
男A
男A
言っている意味が分かり、
私は一気に青ざめた。
桜花
2人に抑えられ、
体の至る所を触られた。
必死の抵抗も効かなくて、
しまいには舐められもした。
気持ち悪い。
泣いているせいで、助けて欲しいのに掠れた助けてしか出ない。
怖くて尚更声も出ない。
なのちゃんを守った時ぐらいの力も出ない。
不意打ちはもちろん使えない真っ向勝負だから、余計に無理だった。
涙がずっと止まらない。
私も逃げれば良かったかな…
つくづく自分の判断に苦しく思う。
なのちゃんがこんな目に遭うよりはもちろんマシだけど、
私もあの時一緒に逃げれた気がして…
1人の男がズボンに手をかけた時
誰かがその人を殴った。
もう1人の方も殴って私から引き剥がしてくれた。
1人で2人がかりを相手に互角の戦いをして、
男2人は逃げて行った。
目の前で起こったことにまだ頭が追いつかない。
とりあえず乱れた服を直すと、
私を助けてくれた人は私を力強く抱きしめた。
春人
春人
その声でようやく誰か分かった。
桜花
春人
春人
まだ泣いている私を見て、
春人も泣きそうになっていた。
春人
春人
なのちゃんも相当怖い思いをしたのに…
桜花
桜花
春人
桜花
桜花
桜花
桜花
桜花
思い出しただけで気持ち悪い。
私は抱きしめている春人を思いっきり引き離した。
春人
春人
春人
桜花
桜花
桜花
桜花
涙がさらに溢れて出てきた。
春人
春人
春人
私は頷いて差し出された手をとった。
春人
桜花
春人
春人
春人
春人
春人
春人
春人
桜花
桜花
桜花
桜花
春人
桜花
春人
春人
春人
どうしよ…
シャワー室は昼の時間帯もあって、
私と綺麗なお姉さんの2人だけだった。
お姉さん
桜花
桜花
お姉さん
桜花
お姉さん
お姉さん
桜花
お姉さん
お姉さん
お姉さん
楽しそうに話してくれてるし、きっと悪い人ではない。
桜花
正直自分じゃ可愛くなれない。
一緒にシャワー室を出て、
そこからはほぼお姉さんの魔法にかかっていた。
服が少し量産風だったため
メイクはピンクめのかわいい系で、
髪はふわふわのハーフアップにしてくれた。
桜花
鏡の中の自分が自分じゃないみたいで
つい呟いた。
お姉さん
桜花
お姉さん
桜花
少し気分がマシになった。
生まれ変われた気分だった。
桜花
春人は返事もせず私を見て固まった。
桜花
春人
私が首を傾げて、春人を見ると
春人
春人
目は逸らしてるし、顔は赤くなっていた。
でも、嬉しかった。
桜花
春人の近くに駆け寄ってそう言った。
春人
春人
桜花
やっぱり、春人は昔から私のヒーローだね。