Episode5
コンコン
kt
tg
kt
ガチャッ
kt
tg
kt
tg
この可愛さを俺だけの物にしたい。
誰にも気付かれたくない。
誰にも触れられたくない。
kt
tg
kt
tg
tg
kt
kt
kt
…この底抜けの優しささえ
俺だけの物にしたい。
tg
kt
kt
tg
そんなの、したっけ…?
kt
kt
tg
kt
tg
kt
tg
tg
違う、
強く言いたいんじゃない。傷付けたくない。
ただ…
tg
これだけは…本当の事だと思う。
…でも、こんな強く言いたんじゃない。
kt
kt
tg
tg
違う。けちゃが俺のストレスなんじゃない。
kt
tg
何がだめなの?
kt
tg
kt
違う。まだ終わりたくない。
ここで終わったらまた繰り返してしまう。
けちゃに傷を増やすことになる。
tg
なんか言えよ、俺。
引き止めるか…でも、なんて言えば…?
kt
kt
kt
そんなこと気にしてる余裕ない。
少なくとも、けちゃをこんなにしたのは俺だ。
その責任を取らなきゃ、
でも、俺は…
kt
tg
無理してるの丸分かり。
何か言わなきゃいけないのに、
なんで、なんか言えよ、動けよ、俺。
バタン
ドアが閉まる音が妙に気になった。
tg
ごめんね、
無責任で…優しくできなくて、
こんな“兄”嫌だよね…
一頻り泣いた。…スッキリしない。
……
tg
俺は“加害者”だもん。
贖罪する責務がある。
tg
泣いてる場合じゃない。考えないと。
傷を埋める方法を。
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