寝ているとスマイルがいる方向から苦しそうな声が聞こえてくる
白尾 桐(きりやん)
寝ぼけながらも様子を伺うと
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
悪夢にうなされているのか?
酷く怯えている
こんなに取り乱すなんて…
多分怪我や事故のような夢ではなく
トラウマなどの悪夢なのかもしれない
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
2人とも起きたようだ
鳳 須磨(スマイル)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
ハッと我に返った俺は急いでスマイルの元に駆け寄った
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
そう答えると少し呆れたような顔をされた
確かに優先順位を間違えた
でもスマイルは絶対に夢の内容を言ってくれない
そう確信してた
白尾 舞流(Brooook)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
なんだ…?夢?
どっち…?
こっちが夢なの?
少し寝ぼけていた俺は混乱していた
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
なんとか平常心を取り戻し
冷静になれた
ふぅ……と一息つくとなかむは
白尾 なかむ(nakamu)
そう心配そうに見つめてくる
言えるわけない
言いたくない
思い出したくない
鳳 須磨(スマイル)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 舞流(Brooook)
無理…だって人って信用出来ないでしょ?
お前らだって本当は俺の事めんどくさいって思ってるんじゃないの?
頼るっていうのはただの甘えじゃん…
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
迷惑かけない
ずっと1人でいい
なんだよ…こいつらに嫌われたくなかったはずなのに
離れたい
俺はまた昔みたいに人が怖くなってた
嫌われたくないのは本当
でも人が怖い
鳳 須磨(スマイル)
上っ面だけの言葉を発してベッドに潜り込む
白尾 桐(きりやん)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
違うって
大丈夫じゃないよ
正直になれない俺が嫌い
頼れない
俺は自分が大っ嫌い
白尾 桐(きりやん)
ポンポンとベッド越しに俺のことを撫でてくる
なんでこんな俺に優しくしてくれるの?
俺は涙が込み上げてきた
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
寝ようとしている3人に震える声で言った
鳳 須磨(スマイル)
って
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
みんなの優しさに触れ少し安心した
白尾 舞流(Brooook)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 桐(きりやん)
篠井 太陽(主人公)
泣いたこともあり、割とスムーズに眠りに落ちた
宿泊学習2日目
先生
先生
モブ1
先生
先生
モブ1
鳳 須磨(スマイル)
仮にも仲間を殺された森だぞ?
行かないといけないのか?
鳳 須磨(スマイル)
モブ1
同情は相手にとって煽りだと思われることがある
鳳 須磨(スマイル)
モブ1
最後の方は聞こえなかったが概ね悪口を言われているのだろう
先生
先生のその一言により館内はざわつき始めた
俺もみんなを探しに動こうとすると
モブ1
と、呼び止められた
モブ1
モブ1
モブ1
モブ1
モブ1
鳳 須磨(スマイル)
夢で聞いたような言葉
お前が4ね
誰にも必要とされてない
その言葉だけで俺の心はズタズタに引き裂かれた
そのあとも様々な事を吐かれたが
俺の耳には入ってこない
俺の頭の中は恐怖でいっぱいだ
モブ1
モブ1
鳳 須磨(スマイル)
モブ1
モブ1
鳳 須磨(スマイル)
俺は耳を塞いで蹲る
そんなことはお構い無しに暴言を上から言ってくる
恐怖で体が強ばる
震えが止まらない
モブ1
鳳 須磨(スマイル)
俺は初めてこんな大声で喋った
少しばかり館内は静かになった
まぁ少しだから十分うるさい
白尾 桐(きりやん)
息切れをしながら近づいてくるきりやん
モブ1
きりやんが来た途端モブはその場から走り去って行った
白尾 桐(きりやん)
俺が蹲って耳を塞いでいたのを不思議に思ったのか心配してくる
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 桐(きりやん)
白尾 桐(きりやん)
白尾 桐(きりやん)
俺の目には涙が溜まっている
ダメだよ
白尾 桐(きりやん)
なんか幻滅されてる…?
やばい分からない
俺の頭は絡まった糸のようにぐちゃぐちゃ
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 舞流(Brooook)
みんなは優しい
篠井 太陽(主人公)
篠井 太陽(主人公)
心配…かけてる
作らなきゃ
笑顔…笑顔…
篠井 太陽(主人公)
何か光ったと思うと
心が少し楽になった感覚があった
篠井 太陽(主人公)
もういいや
鳳 須磨(スマイル)
俺はめんどくさい思考を捨て全てを話した
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
きっとそう
でも多分本音なんだ
白尾 なかむ(nakamu)
先生
先生
白尾 舞流(Brooook)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
そう言ってふらつきながらも重い腰を上げた
その際、きりやんは俺の手を持ってサポートしてくれた
何故こんなにも優しいんだろう
あちこちから魔獣の声が聞こえる
不思議と何も怖くなかった
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
魔物を呼び寄せないようにするためだろう
こんなところで大声なんて出さないだろ…
……
あれこれもしかしてフラg
白尾 なかむ(nakamu)
バシャーンッ!
なかむの叫び声と共に森全体が静かになったような気がする
白尾 舞流(Brooook)
篠井 太陽(主人公)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
風邪ひいたら苦しいしな
そう思い羽織っていたジャージを脱いだ
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
そう言って俺から上着を受け取り直ぐに羽織った
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
まぁ寒くなったらぶるーくで暖を取れば…
いや何考えてるんだ俺
ザワザワ
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
別に魔力は感じないけどな
俺は魔力探知ができる
まぁレベルが上のやつにはあんまし気づけないんだけど
ガサッ
鳳 須磨(スマイル)
急に魔力が強くなった
こいつ魔力を隠してたんだ
音が聞こえたのはきりやんの方
俺の魔法はまだ調整が上手くないため範囲がでかい
だからこのまま発動すればこの場にいる全員に被害が出る
鳳 須磨(スマイル)
白尾 桐(きりやん)
魔獣
鳳 須磨(スマイル)
その魔獣は謎の超音波を放った
白尾 なかむ(nakamu)
キーーーンッ
あまりの大きさに耳が使い物にならなくなった
鳳 須磨(スマイル)
俺は目がそこまで良くない
だから耳を多用することが多かった
周りの状況も視覚だけでは理解が苦しい
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
当たり前だ
1番近くで超音波を食らったんだ
意識を保っているだけいい
魔獣
今パッと思いついた
できるかどうかは分からないがやってもらうしかない
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
篠井 太陽(主人公)
太陽の口は動いているが何を言っているのか分からない
そんなことを考えてる間にも
鋭い鉤爪はいまにもきりやんに到達しそうだ
篠井 太陽(主人公)
その瞬間
きりやんに向かって球体の光が放たれた
鳳 須磨(スマイル)
ガンッ!!
魔獣
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
何を言っているかは分からないけど
まぁ何とかなるか…
鳳 須磨(スマイル)
そう楽観的に考えていると
なかむから氷柱が発射された
その氷柱は見事に魔獣の脳天をぶち抜く
コントロールうめぇ…
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
みんなが安心したように
その場でくつろぎ出す
篠井 太陽(主人公)
篠井 太陽(主人公)
うわ〜…嬉しそ〜……
何言ってんだろ
鳳 須磨(スマイル)
篠井 太陽(主人公)
そんなくだらないことをしていた
でも1人だけこの場に居ない
周りをキョロキョロと見渡すと
きりやんはその場に倒れていた
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
やっぱり意識は飛んじゃうみたい
鼓膜大丈夫かな…
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
篠井 太陽(主人公)
和気あいあいと喋っている中悪いけど
俺全然聞こえない
勝手に持ってっていいのかな?
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
もちろんそんなことは聞こえない
完全に無視したと思われても仕方ないくらいに
手際よくきりやんを風魔法で浮かせて
持ち帰った
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
コメント
8件
初コメ失礼します、 やんさん持っていくところで思わず爆笑してしまいましたww この作品大好きなので頑張ってください!!
めっちゃ好きです! 今まで沢山作品を見てきたけどなんか私は好まなくて、、、 でもこの作品は私が好きな物を詰め込んでいる作品です! これからも頑張ってください!!
話が進む度に主様の作品をより好きになってます……🥲🥲💕不憫なスマさんいいのめちゃめちゃわかります、、続きも主様のペースで頑張ってください!!💪🏻💪🏻✨