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連午
帰り道、ふととある広告が目に付いた。大人気ゲーム機、ヘッドグリントの再入荷を知らせる看板だ。
以前から存在は知っていた。しかし、自分の小遣いでは到底手も出せない金額と、人気故にすぐ品切れになることから、あまり興味を持たずにいた。
風に飛ばされ、家電量販店のチラシが足もとに落ちる。
連午
派手な文字でデカデカと印刷されたチラシ。 放っておくわけにもいかないので、僕はそれを手に取った。
ブレインアドベンチャーも大人気ソフトだ。 でもこれも品薄で、クラスでも4、5人しか持っていない。
でもあんまりゲーマーってほどでもないし、別にいいかな、なんて思いながら、僕は瑠音の家に向かった。
ピンポーン
連午
その時、ガレージが開く音がした。びっくりして振り返ると、白の軽4がブレーキランプを光らせていた。 おそらく、瑠音のお母さんだろう。
しかし、こんな時間帯で出くわすなんて初めてだ。 何かあったのだろうか。
運転席の女性と目が合う。 間違いない。瑠音のお母さんだ。
瑠音の母
連午
瑠音の母
連午
瑠音の母
瑠音の母
連午
瑠音の母
連午
半ば強引に、ジュースをいただくことになった。 この家に来たのは、小学6年の時以来だ。何だか懐かしい。
瑠音の母
連午
出されたオレンジジュースはサッパリしていて美味しかった。
瑠音の母
連午
連午
瑠音の母
瑠音の母
連午
どうしても気になる。 瑠音の今が。 でも今ここで聞いてもいいのだろうか。
いや、こんな機会は滅多にない。 僕は勇気を出して声を振り絞った。
連午
瑠音の母
連午
ダメだ。次の一言が出ない。
瑠音の母
瑠音の母
連午
瑠音の母
連午
連午
瑠音の母
瑠音の母
瑠音の母
連午
瑠音の母
連午
ありがとうと、瑠音のお母さんは微笑んだ。
瑠音の母
連午
瑠音の母
連午
瑠音の母
連午
瑠音の母
連午
もしかして、瑠音はこれで遊んでるのだろうか? だとすれば僕もこれで遊べば、あいつに会えるかもしれない。そんな気がした。