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ﾐｰﾝﾐｰﾝ
うるさいほど耳に入ってくる蝉の声鳴き声
陽気な蝉と真反対な僕。
最近友達とはなにか、
ランクとはなにかと
考えることが多くなった
このまま言われるがままに犯されて卒業するのか
ころん
ちっとも楽しくない
むしろ辛い。
ネガティブになるそんな自分もだいっきらい
ヤられることが当たり前に感じている僕にも
怖く思った。
莉犬くんは辛くても明るく振る舞っている
けど僕は一時的な勇気しか存在しない
臆病。
だから？
ころん
正義のヒーローなんて存在しない
誰でも人は裏表を持ってる。
例え前にまみれた優等生がいたしても
『偽善者』だよね？
だって僕がいじめられていても誰も助けてくれないから
自分が上のランクの人から標的になるのを恐れて都合よく見てみぬふりをする
でも自分より下のランクの人がいじめていたら止めに入って善を装う
そんな世界がだいっきらい。
そんな僕も
だいっきらい
ころん
莉犬
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
莉犬
ころん
さとみ
ころん
さとみ
ころん
さとみ
真っ直ぐ見つめる
ころん
さとみ
明らかに機嫌悪そうなさとみさん
さとみ
ころん
ころん
さとみ
そういって手首を掴まれる
傷口があたって少し痛い
〜壁際〜
さとみ
ころん
さとみさんに突き飛ばされた
ｶﾞﾝｯ(?)
足で壁ドン（？）される
さとみ
ころん
ころん
ころん
さとみ
ただ怯えることしかできない
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
ころん
嬉しさのあまり声が大きくなる
ころん
さとみ
ころん
さとみ
そういってポケットから首輪を取り出す
ころん
さとみ
ころん
突然のことに困惑する
ころん
さとみ
ころん
ころん
そういうとさとみさんは無言で何かを取り出す
さとみ
ころん
首輪にリードを引っ掛けられた
ころん
さとみ
さとみ
そんなの絶対やだ
恥ずかしすぎるよ。
さとみ
さとみ
ころん
よろけて転けそうになる
ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ
みんながこっちを見ている
前にいるさとみさんはしっかりリードを握って歩いている
人など見えないかのように堂々と歩いている
それに対して僕は顔が真っ赤になり俯いて歩く
Classmate（使いまわし）
Classmate（使いまわし）
Classmate（使いまわし）
思ってないくせに。
僕を見て嘲笑っているようにしか見えない
ころん
さとみ
少しこっちに振り返る
ころん
さとみ
そういってまたさとみさんは歩き出す
本気で恥ずかしくて耐えられない。
あと時々ｸﾞｲｯってしてくんのやめてほしい（）
【NEXT】💙✖壱阡（1000）
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