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互いのことを知らないまま 紅を差す
私は下っ端遊女だから… 死なないためにできるのは
夜伽くらいだ
知らない男と。来る日も来る日も
純潔を守って来たのに
売られたせいで…
彩葉
季節の変わり目と一緒に 私も真っ白に…綺麗になれたらな
彩葉
彩葉
目頭が熱くなる
冬は私の幼馴染だ
彩葉(幼少期)
冬(幼少期)
彩葉(幼少期)
冬(幼少期)
ここに来る前は毎日遊んでたな…
そんな日々はもう遠い昔
夢の果てだ
昔のことを思い出していると 部屋の襖が開いた
禿
禿
彩葉
彩葉
着物を整えて部屋を出る
禿
彩葉
禿
禿
彩葉
彩葉
彩葉
本当は違う
…冬は…太夫を買うほどの 金や銀なんて…
一番上の太夫は一晩で一年分の 銀が尽きるほど高い…
だから下にいないと
ってこの話…
…冬が私のこと 買ってくれることが前提だわ…
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
禿
彩葉
彩葉
禿
私は今日も
客の相手をする
どうか…いつか…
あの人が買ってくれますように
作者
作者
作者