橙
いやですね?
橙
誰なん?
橙
刃物投げたら危ないでしょ(`‐ω‐´)
??
あ?
??
誰だよお前
橙
名乗るなら自分が先に名乗るのが常識やで?
??
……
??
俺は山原
山原
でお前は?
橙
俺はですね?
橙
そこら辺にある店員です
山原
名前だよ
またナイフを投げた
次は三本
橙
……
橙
いやいやいや
橙
ナイフを投げたら駄目やろ?
橙
当たったらどうするん?
山原
んなの知るか
山原
ここでタヒぬか奴隷になるか選べ
橙
えぇ(´・ω・`)
橙
どっちも嫌ですね(´・ω・`)
橙
邪魔なら帰りすよ?
山原
帰らすでも?
橙
なんでや
山原
お前は何処のだ?
橙
何処のって?
山原
どちらか以外ここに来ねぇだろ?
山原
さっさと言えよ
橙
いやだから…
紫
桃くん!
山原
あ?
紫
その人は敵じゃないです!
山原
じゃあなんだよ
紫
俺のボディガードになってくれる人!
山原
あ〜
山原
見つかったん?
山原
強そうな人
紫
うん!
橙
……
橙
桃って可愛い名前
ナイフが10本飛んできた
橙
いや何本持ってんねん
山原
なんでお前避けれんだよ
橙
てかさ
橙
山原じゃないの?
紫
山原?
紫
桃くんは桃くんだよ?
桃
……
橙
なるほどね?
橙
自分は嘘ついて?
橙
相手が嘘つくと怒るの?
橙
泣きそ(´;ω;`)
山原
泣いてるじゃん
紫
喧嘩しないで(`‐ω‐´)
桃
……
橙
その子の言うことは聞くんやな
橙
恋人とか?
紫
……
桃
黙ってろよ
桃
殺すぞ
橙
……
橙
いやなんで?
橙
てかな?
橙
そろそろなんでボディガードを探してたか聞きたいんやけど
橙
そんなタダ働きはしたくないんやけど
紫
すみません
桃
なぁ
桃
あいつはやめとけよ
桃
最低限は俺だってお前ぐらい守れる
桃
お前だって守られるほどじゃないだろ?
紫
だけど…
紫
……
橙
はいはい
橙
俺を置いてけぼりにしないでもらえる?
紫
すみません
紫
では説明をしますね
紫
桃くんも一緒にいてもらえる?
桃
ん
紫
ありがと
紫
俺たちに聞きたいことは?
橙
まずは
橙
なんでボディガードを探してるん?
紫
それは
紫
俺を守って欲しいからです
橙
なんで?
紫
……
桃
命を狙われてるからだろ
橙
命?
紫
はい
紫
元々俺たちはヤクザのお偉いさんの
紫
息子なんですよ
橙
それは凄い
紫
それで
紫
元々仲の悪い組だったので
紫
息子同士を婚約させれば
紫
お互い手を組むのを了承するとの事でした
橙
男同志の婚約は認められてないはずですよね?
紫
はい
紫
正規の方法ではしません
紫
どちらかを子を孕める体にし
紫
子を孕めさせる
紫
それをこちらでいう婚約なんです
橙
大変なんですね
紫
はい
紫
俺はもう子を孕める体にさせられました
紫
その相手は分かると思いますが
紫
桃くんなんです
紫
ですが
紫
桃くんは俺じゃなく他の子が好きなんです
紫
俺と婚約はしたくない
紫
だからお互いお父様から逃げるんです
橙
つまり桃の我儘という事なんか
橙
けど
橙
なんで婚約させようとしてるのに
橙
紫は命を狙われてるん?
紫
……
紫
俺はお父様から逃げるんです
橙
?
紫
お父様は俺が無理なら
紫
他に作っていた息子にさせようとしているんです
紫
だから俺が邪魔なので排除しようとしているんです
紫
ですが桃くんのお父様の方は
紫
俺と婚約させたいようなのです
紫
深い事はよく分かりませんが
橙
なるほどね?
橙
紫の父さんは桃が好きな子に何も出来ないの?
桃
あ?
紫
桃くん
桃
……
紫
桃くんとその子は秘密であっていましたし
紫
その子は隠れることが得意で
紫
一度も見つかったことが無いです
紫
なのでどんな子か
紫
何処にいるのか分からないんです
紫
だから排除したくてもできないんです
橙
なるほどね?
橙
まぁここまでで良いかな?
紫
このぐらいで良いんですか?
橙
うん
橙
まぁ俺も仕事ありますし
橙
その間店にいてもらってもいい?
紫
いいんですか?
橙
そ
橙
じゃあ俺はここに泊まるん?
桃
は?
紫
守ってもらうから一緒にいてもらうんだよ?
紫
ご飯の時とかお風呂とか
橙
え?
桃
紫?
桃
今までのボディガードに何されてた?
紫
?
紫
よく一緒にいて
紫
秘密はなしで
紫
お風呂で体洗ってもらったり
桃
一様聞くけどなにで?
紫
手でだけど?
桃
……
桃
やば
橙
やばい所じゃないだろ
橙
紫さん?
橙
頼まれてもそこまでは嫌ですよ?
紫
うん
紫
流石に俺も嫌だったし
橙
常識があってよかった
桃
紫そんなことあったんだ
桃
お前紫に手を出すなよ?
橙
出しませんよ