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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

日本

いきなり始まります。

カタカタカタ…カタカタカタ… オフィスにはパソコンのタイピング音だけが響いている。 その中でも一人、悪霊が憑りついているかのような形相で 打ち込んでいる奴がいる。

日本

(それが私、日本国です。)

私が一息ついていると、オフィスの扉が勢いよく開いた。 見なくてもわかる。アメリカさんが来たのだ。

アメリカ

Hey!Japan!!相変わらずシャチク?してるな!

日本

アメリカさん、ここはオフィスです。もう少し声のボリュームを…

アメリカ

あーあー違う違う。
お前の上司が呼んでたっつーのを言いに来ただけ。
てか今日定時で帰れそうか?

日本

なんでわかりきったこと言ってるんですか。無理ですよ。
あと、呼ばれているらしいので行きます。場所はどこですか?

アメリカ

えっと、会議室だな。

日本

じゃあ行ってきます。

アメリカ

あっおい!ちょっと待てよ!俺も行く!!

日本

なんでアメリカさんまでついてくるんですか…

オフィスを出て、移動している間に中国さんとロシアさんに会った。 …あまり会いたくなかったなぁ……

中国

おや?そこにいるのは日本………と美国アルか。

ロシア

Привет、日本。
……とクソリカ。

日本

はい、こんにちは中国さん、ロシアさん。

アメリカ

Hey,Hey,Hey…俺にだけ当たり強くねーか?
[Pi音]野郎どもが。

日本

??(意味が分かっていない)

中国

ふん、そんなのでいちいち切れるなアル。
そして日本、理解しなくていいアル。

ロシア

あ゛ー…日本、今週の金曜空いてるか?飲みに行こうぜ。

日本

空いてますよ、行きましょうか。

ロシア

本当か?!ならいい店があるんだが…

アメリカ

ちょっと待つんだ、お前と二人きりでか?

ロシア

当たり前だろ。

アメリカ

なら俺も連れていけ、お前は信用ならん。

日本

ちょ、ちょっとアメリカさん!流石に言い過ぎでは……

中国

はーい喧嘩は止すよろし。
そこ二人はほっとくある。日本、お前は上司に呼び出されてるアル。
トットと行くアル。

日本

はっ!そうでした…ありがとうございます中国さん!(ニパッ

中国

……早く行くよろし。

中国さんたちと別れて上司のいる部屋に入った後は仕事をたくさん渡され死にかけた。二度と呼び出しには応じたくないと思った。

さて、時間は過ぎて金曜日。 ロシアさんとの約束の日だ。いったい他に誰が居るのか少し緊張してきた。

ロシア

お、来たな日本。

アメリカ

お先に飲んでるぜ~

ドイツ

あと一人来るって言ってたのは日本だったのか。

日本

え?ドイツさん??!

まさかの同僚のドイツさんがいた。 ちょっとヨーロッパの人たちって怖いんだよな…

ロシア

じゃ、日本。沢山飲もうな(ニッコリ)

アメリカ

何飲む?越後武士(さむらい)?

日本

流石にそんなに強いの飲めませんよ!

ドイツ

ここは定番のBIER(ビーア)だろ。

日本

そうですね…生一つください!

ロシア

おし、頼んどくぞ。

そうして私たちは時間を忘れるほど酒を浴びた。 疲れた体にアルコールが回るのはさほど遅くはなかった。 ………………いつもより回りが早かった気もするけど。

そして帰る時間になった。 どうもありがたいことに3人は私を送ってくれるらしい。

日本

ふぅー…なんか久しぶりにこんなにお酒を飲みましたね…

ロシア

そうか?俺としてはまだ飲み足りないが…

アメリカ

お前体内のアルコール分解速度どうなってんだよw

ドイツ

おい、アメリカ。
ーーーー………?

アメリカ

もちろん!やらない手は無いぜ?

なにかアメリカさんとドイツさんが喋っているが聞こえなかった。 でもなーんか嫌な予感がするんですよね……

ロシア

おい日本、そっちじゃ無い。

日本

え?

ロシアさんにずるずると引きづられて裏路地へとどんどん入っていく。 あれー雲行きが……(汗)

アメリカ

こっちの道の方が早いって最近気付いたんだよな〜

ドイツ

まあ日本、諦めろ…

日本

そんなぁ…私あまりこういう道好かないの知ってますよね?!

ドイツ

…何も聞こえないな。

ドイツさんとやりとりをしているとロシアさんが不意に手を離した。 そのせいでつまづいてしまった。

日本

いたっ?!

日本

ちょっと!離す時には何か一声掛けて…

アメリカ

なぁ日本、質問だ。
お前は俺たちのこと、どう思っている?

日本

は?

え?なんでしょうか急に… 新手のドッキリですか?これ。でも、あまりいい雰囲気はしませんね。 ここは無難に………

日本

うーん、そうですね。
好きですよ。(友人として)

アメリカ

なるほど、お前はそう思っていたんだな!

ロシア

なんだアメリカ、俺たち両思いじゃねえか。

ドイツ

なら、何も問題は無いですね。

日本

え?

これ、さっきの回答間違えたパターンですね。 なんて思っていたらアメリカさんが手に黒い物体を持って突進してきた。 咄嗟に避けると「バチバチッ」と音がなったので アレはもしかしなくともただのスタンガンですね。

日本

あぶなっ!

アメリカ

おいおい、何で避けるんだJapan…
俺たち「両思い」だろ??

日本

多分、あなたが思ってる好きと違いますよそれ。

ロシア

は?

日本

私の言った好きは、友人としてですよ?
別に恋人としての好きでは無いです。

キッパリと言い切ったら、あたりになんか…こう……… 殺気?的なのが充満してる気がします。 これも回答を間違えましたね。これ、アニメで見たことある展開です。 私、死にますね。この後。

ロシア

…まあ良い、どうせ日本は俺らのことしか見られなくなる。

ドイツ

少し手荒でも大丈夫でしょう。

アメリカ

さてJapan、一度眠ってもらうぜ。

日本

…覚悟を決めるしか無いようですね。

とは言ったものの、相手は手練れしかいない。 なんたって、軍事力ランキングで1、2を誇る国家に、航空機などの総合力ではトップレベルの実力を誇る国。 ………やはり私死ぬのでは? いや、私もランキング7位ですし…本気じゃなかったですし…(諸説あり) 出来るだけ、相手を傷つけずに………

アメリカ

どうしたJapan!

矢継ぎ早に飛んでくる攻撃、連携が取れすぎていて躱すことも困難だ。

ロシア

早く当たってくれっ!

ロシアさんの攻撃を避けた後、 ドイツさんの攻撃をモロにお腹に喰らってしまった。

日本

アガッ!

ドイツ

おっと…悪い日本、そんなに強くしたつもりは無かったんだがな。

日本

ゲホッ…ふぅ゛ー…

マズイマズイマズイ!このままでは…

アメリカ

大人しくおねんねしましょうねーJapan♡

もう…動けないのか…

ロシア

やっとだな、この後祝いに酒でも飲もうぜ。

ドイツ

飲み過ぎだ。

誰でも良い…【助けて】

その願い、引き受けた。

アメリカ

あ?なんだ…ッチ、不味い!お前ら離れろ!

ロシア

ッ!

ドイツ

クッ!

突然日本からただならぬ気配がしたから離れてみれば… こいつ………

日本?

………

こいつ、日帝にそっくりなやつに変化しやがった…

アメリカ

Jesus!最悪だ。

ロシア

こいつ、日本の親に似てねえか?

ドイツ

………これは不味いですよ。

アメリカ

ああ、ドイツも知ってるのか?

ドイツ

はい、多少は…

ロシア

まて、こっちへ来ているぞ。

日本?

はー………全く、面倒くさい奴に好かれるね~みんな。

日本

はー………全く、面倒くさい奴に好かれるね~みんな。

日本の声に重なって、だれか違うやつの声が聞こえる。 だれだ? …聞き覚えが有る…気がする。

アメリカ

…まさかお前…!!!

日の丸国旗に私を映して

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日帝か?

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