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ボスキと主様

第49話 - 第49話飲み会はランデブー第6章

2024年09月20日

#悪魔執事と黒い猫

#ボスキ・アリーナス

aimer(エメ)

主と全員が揃う頃には、すっかり夕方になっていた。

ハウレス

そろそろ旅館に戻って宴会はじめるか。

アモン

そうっすね～!

ベリアン

本日はラムリさんも参加されますから、賑やかになりますね。主様。

主

うん!楽しみ。

ボスキ

はめ外しすぎんなよ？

主

はぁ～い!

ボスキ

ちっ。本当にわかってんのかよ。

フェネス

まぁまぁ。大丈夫だよ。さすがに。

ラムリ

主様～!ボク、今日、主様とワイン飲みたいです!主様も一緒に飲んでくれますか？

主

いいよ!飲もう!

ラムリ

はい!いっぱい飲みましょうね!

ハウレス

あまり、無理にのませるなよ？ラムリ。

ラムリ

わかってるよ～。ハウさんは心配性なんだから～。

バスティン

主様。今日も俺が注文を聞くから、飲みたいものや食べたいものがあったら言って欲しい。

主

ありがとう。バスティン。
でも、バスティンも一緒に飲もうね!

バスティン

あぁ。わかった。

ロノ

主様。これから、少しお時間いいですか？

主

え？あっ!////うん。わかった///

主

(告白の件かな？////なら、みんなには、とくにラムリは、いない方がいいよね。)

主

ねぇ、みんなは先に旅館行って待ってて!すぐ行くから!

ラムリ

わかりました!早く戻って来てくださいね!主様～!ボク、ワイン用意して待っていますから。

主

うん。よろしくね。ラムリ。

ラムリ

はい!お任せください!主様～!

そして、みんなが居なくなった後、ロノと2人きりになった主。

ロノ

すみません。お時間とらせないので、オレの気持ち聞いてくれますか？

主

うん///

主

(なんて、言うんだろう？ロノは///)

ロノ

オレは、〇〇さんが好きです。
ずっとなんて言おうか、考えましたが...考えるだけ無駄なくらいに、その言葉しか出てきませんでした。

ロノ

それに、今日、告白しなくてはいけないって思ったのは、昨日のことがあったからです///昨日、オレは、付き合ってもいないのに、自分の欲を抑えられずに〇〇さんの姿を見て、〇〇さんに自分の欲の果てをかけてしまいました。それが、許せなかったからです。大事にしたい人を欲望のはけ口にしてるみたいで…自分で自分の行いが許せなくなりました。

主

ロノ………。

ロノ

でも、オレはどうしようもない程に、〇〇さん以外見えていないことにも気づきました。

ロノ

オレにとって〇〇さんは、太陽で、笑ってオレのごはんをおいしそうに食べてくれて、優しくて……。そんな〇〇さんを俺はどうしようもないくらいに、好きなんだって、再確認しました。

ロノ

はじめは、執事と主様だからって諦める気持ちもありました。でも、諦めよう諦めようと考えれば考えるほど、余計、〇〇さんへの愛しさが溢れてきて…そんな時、あの事実を聞いて…。

主

うん…。

ロノ

オレは、諦めたくない!って強く思いました。オレにとって、生涯をかけて守りたいのも愛したいのも〇〇さん以外考えられないです。

ロノ

こんなことしか言えなくてすみません。でも、これがオレの全身全霊で伝えられる〇〇さんへの思いです。
〇〇さん、好きです。こんなオレでいいなら一生〇〇さんのために、ご飯をつくらせていだけませんか？

主

ふふっ。

ロノ

〇〇さん？！////

主

付き合ってじゃないんだなぁ～って。

ロノ

あ、いや、付き合ってください!

と頭を下げ、右手を主に伸ばし、握手を求めるロノに主は微笑みその手をとった。

主

はい///私のために、ごはんを作ってください////

ロノ

あ、ありがとうございます///はい。一生作ります!////

ロノ

あ、それと、迷惑じゃなきゃ。オレの贈り物を受け取ってくれませんか？

主

え、あ、うん////

ロノから小包を受け取りあけると。ビーズで出来た指輪が入っていた。

主

可愛い…////でも、なんか結婚するみたいだね…/////

ロノ

あ、すみません////そこまで、重く考えないで下さい!ただ、〇〇さんに似合いそうだなって思って、すみません!これじゃ、〇〇さんを困らせるだけですよね？

といい、渡したものを返してもらおうとするロノの手を制し、主は左の小指につけた。

主

どうかな？///

ロノ

はい。すごくお似合いです。〇〇さん。

主

ありがとう。ロノ。

ロノ

はい。〇〇さん…。

すると、ロノは、主に距離を詰め、

主

ロノ…近いよ…/////

ロノ

はい…キスしてもいいですか？////

主

聞かないで…////恥ずかしいから…////

ロノ

すみません…。〇〇さんの嫌がることをしたくないので聞きました…////

主

嫌…

ロノ

？！

主

じゃないよ…////

ロノ

ホッ……なら、します////

主

うん…////

ロノ

目を瞑ってください…////オレも恥ずかしいです…////

主

うん…/////

そして、目をつむと、ロノは主の右頬に自分の右手を当て、主の唇に優しいキスを落とした。

ちゅっ

主

ん…////

ロノ

好きです////〇〇さん。

主

うん…///私も好きだよ。ロノ///

そして、2人は、途中まで恋人繋ぎで手を繋ぎ、旅館へ歩いていく。

主

ねぇ、左の小指に指輪をする意味って知ってる？

ロノ

すみません。わからないです。どういう意味があるのか聞いていいですか？

主

うん。左の小指につける意味はね…。
『幸運を逃さない』『チャンスを引き寄せる』って意味があって、恋人との関係を深めたいって人がつける指なんだよ？////

ロノ

////////

主

ふふっ////これからもよろしくね。ロノ。

ロノ

はい////〇〇さん。

そして、旅館に戻ってきた主とロノを迎える面々。

ラムリ

主様～!やっと帰ってきた～!ご飯くん、主様を独占するなんてずるいよ～!

ロノ

す、すみません!////ラムリさん

ハウレス

では、みんな揃ったな。
主様。乾杯のあいさつをお願いします。

主

うん。今日はいっぱい飲むぞ～!乾杯!

乾杯!

そして、主の隣には、ラムリとフェネスが座った。

ボスキ

残念だったな。ロノ。主様とロノが来る前に座る順、決まっちまったんだよ。

ロノ

いえ、構いません。オレは昨日、隣座れましたから。

ボスキ

そうか。なんか、顔つき変わったな。

ロノ

え？////

ボスキ

なんでもねぇよ。ほら、飲め。

ロノ

はい。ボスキさん。

ボスキ

(上手くいったみたいだな。)

アモン

今日もダメだったっす～。

フェネス

でも、サーカスの時は隣座れたから、いいんじゃないの？

アモン

そうっすけど～。

バスティン

あまり、落ち込まないでほしい。俺まで落ち込む。

ベリアン

あらあら、バスティンくんは昨日も今日も主様の隣にいけていませんものね…。

バスティン

痛いところをつかないでほしい。ベリアンさん。

ベリアン

す、すみません。バスティンくん。

ラムリ

主様。このワインおいしいですよ。主様も飲んでいますか？

主

うん!おいしい!

フェネス

主様。飲みすぎないで下さいね。

主

うん!

そして、時間が経ち、みんなの酔いが回り始めた頃…

主

あついよ～。

ボスキ

ちっ。また、始まったか。

ベリアン

そのようですね///

フェネス

主様。そろそろ、終わりますよ。

主

え～もっと飲む～。ラムリも飲みたいよね～？

ラムリ

主様、ボク…やめたほうがいいと思います///

主

え～。ラムリもそんなこと言うの～？なら…

というと、ラムリに抱きつきキスをする。

ちゅっちゅっちゅっレロ

主

んっむぅん…はぁ…んっ///

ラムリ

？！/////

ハウレス

主様!

といい、ハウレスが主をラムリから引き離すと今度は、ハウレスに主はキスをする。

ちゅっちゅっレロ

主

んっ...はぁん…////

ハウレス

//////

ラムリ

え？え？主様どうしたの？え？どうなって…/////

ボスキ

はぁ...。〇〇。いい加減にしろ。

主

ボスキ…？

ボスキ

そんな物欲しそうな顔しやがって。ラムリにちゃんと話す前から何やってんだ。

主

ほぇ………。

アモン

ダメっすね。寝かせるっすか？〇〇さん。

ベリアン

その方がよろしいでしょうね。

バスティン

楽しかったのはわかるが、限度を超えている。

ハウレス

そうだな。寝かせよう。

フェネス

とりあえず、ラムリ。俺たちから伝えなきゃいけないことがあるから。主様をお布団に寝かせたら話聞いてくれるかな？

ラムリ

うん。わかったよ…/////眼鏡くん。

ロノ

〇〇さん、後で吐いたらいけないので、オレ、オケと水もらってきます。

ベリアン

ええ。よろしくお願いします。ロノくん。

それから、主が眠り、みんなはラムリに全てを話す。

ボスキ

というわけだ。

ラムリ

…………。

フェネス

ラムリ？

ラムリ

ずっと…みんな隠してたの？主様はボクだって好きなのみんな知ってるのにひどいよ～!!!

アモン

ちょ!〇〇さん寝てるから静かにっす!

ハウレス

アモンも声が大きい。静かに。

アモン

すみませんっす。

バスティン

ラムリさんは、どうしたいのか聞きたい。

ラムリ

決まってるよ!!ボク、主様が大好きだから、ボクの彼女にもなってもらう!!

ボスキ

決まりだな。

ベリアン

そのようですね。問題は、ルカスさんだけですね…。

ラムリ

ルカス様には、ボクから話すよ。

フェネス

それが不安なんだけどな…。

ハウレス

まぁ、任せよう。同じ3階の執事から話される方が幾分、マシだろ。

ロノ

そうかもしれないです。オレも初め聞いた時は、衝撃受けましたから。

バスティン

あぁ。

ラムリ

でも、そっか。みんな彼氏なんだ。ライバルだね。

バスティン

いや、だから、ライバルではなく、仲間だと話したのだが。

主

う～ん…。

ボスキ

わりぃ。起こしちまったか？〇〇。

主

大丈夫。ごめんね。先に寝ちゃって。途中からよく覚えてないけど…大丈夫だった？

ラムリ

主様。いや、〇〇さん。ボク…〇〇さんが大好きです。ボクの彼女になってください!

主

………。

主

///////

寝起き早々の告白に、はじめは頭がついていけなかったが、理解し、顔を真っ赤にする主。

主

えーと…////

ボスキ

全部。俺らから話した。

ベリアン

はい。〇〇さんがおやすみになってしまわれたので、あの事について話しておりました。

主

あ、そうなんだ////

主

なんだか、すみません。

アモン

大丈夫っすよ。〇〇さんがラムリさんに抱きついてキスしちゃったことは気にしてないっすから。

ハウレス

おい。アモン////

アモン

いいじゃないっすか。ハウレスさんもキスしてもらえたんすから。

ハウレス

//////

主

え？////私、まさか酔って…。

ロノ

はい。〇〇さん、ラムリさんにキスしました///

バスティン

あぁ。していた///

フェネス

うん////その後、ハウレスにもキスして、ボスキが止めなかったら、キス魔になっていたよ////

主

ごめんなさい!

ボスキ

いや、いい。〇〇が普通ならしないのはみんな知ってる。

主

本当にごめんなさい。

主

ラムリもごめんね。

ラムリ

いえ、すっごく嬉しかったです。また、したいです。〇〇さんと…////

主

……//////

ラムリ

聞きました。泊まりになった理由も全部!ボク、〇〇さんがいいならしたいです。〇〇さんと////

主

えっと…。とりあえず、温泉入ってくるね////着替えてから、また、話そ？

ラムリ

わかりました。待ってますね。〇〇さん。

それから、主がいなくなると、

ラムリ

みんなは〇〇さんとしたんだよね？

ハウレス

あぁ////昨日した////

アモン

俺もしたっす///

フェネス

俺もしたよ////

ボスキ

あぁ。した。

ベリアン

私は、昨日はいたしておりませんね///

ロノ

オレはしたことすらないです!///

バスティン

大丈夫だ。ロノ。俺もだ///

ラムリ

ふ～ん。なら、してないチームでするのどう？!〇〇さんだって楽しめるでしょ？

バスティン

魅力的な提案だが、〇〇さん次第だな。

ロノ

そうです。〇〇さんが嫌がったら、オレはしないです。

ラムリ

ボクだって嫌がることはしないよ～。嫌われたくないもん。

ベリアン

私は、そのメンバーに入ってもよろしいのでしょうか？

ラムリ

う～ん。いいですよ。昨日、してないってことなら同じメンバーですし、ベリアンさんもしたいですよね？

ベリアン

そ、そうですね…////はい。私もそろそろ、〇〇さんと致したいです。

ボスキ

俺らは今日は、見ながらしこるか。

フェネス

うん////

アモン

途中でしたくなるかもっすけど///

ハウレス

あぁ///昨日がそうだったからな///

ラムリ

先にボクたちがした後、〇〇さんがいいなら大丈夫だと思うけど。〇〇さんの体力持つかな～？

バスティン

うっ////想像したら、また////

ロノ

言うな!////バスティン////オレも耐えてるんだから!///

ベリアン

//////

みんなは、その後、主を待つ者と温泉に入る者に分かれ交代で入ることにした。

女湯

カポンッ

ちゃぷっ

温泉に入る主は酔いを冷ますように、露天風呂に入っていた。

主

はぁ～。気持ちい～。こんな時間だから貸切だ～。

主

でも……。

主

(まさか、ラムリに私から酔ってキスするなんて…////昨日、あんなにしたのに///私…ちょっと期待してるのかな…？色々しすぎて…////身体おかしくなっちゃったんだよ///)

主

そうだよ…///みんなが悪い!私こんなエッチな子じゃなかったもん！///

主

だけど…///みんなとするの嫌じゃない。

主

やっぱり、癖にしてるのかな...？///

主

今もまた、疼いてきて…みんなに抱かれるの期待してるし…////

主

はぁ...…。

主

(ダメな子だな…。私…。)

主

ラムリになんて返事したらいいかもわからないのに、こんなことしていいのかな？

主

良くないよね…。ロノだって、今日、必死に伝えてくれて…その時、言ってたもんね。恋人になる前からそんなことして、自分が許せなかったって。ラムリにもそんな思いさせちゃいけない気がする。

主

うん。ちゃんと話さなきゃ。今は、答えられないこと。そして、今日は、普通に寝よう。みんなには悪いけど。曖昧なままあんなことするべきじゃないもの。

バシャッ

そして、主は決意し部屋へ向かう。

次回へつづく

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