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お話のタップ数が毎話多めで申し訳ないです💧 タップお疲れ様ですお読み頂きありがとうございました🙏🏻 第1話の前の「はじめに」の方を更新して記載させてもらったのですが、 呼び呼ばについて気になる方もいらっしゃると思います。 お話の初期段階で、この世界ではまだメン同士が親しくない設定となってるので、 ご本人様方の現在の呼び呼ばとは多少異なる場合がございます。 許容いただけますと幸いです🙂↕️
Ip
歩みを進める足は 一歩、二歩と確実に進んでいるのに
重たくて中々前へ行かない。
中1の終わり頃
今よりも寒さが際立つ冬の時期
俺は学校に行くことが辛くなった。
発覚したのは鬱病。 抑鬱の方。 それに伴い二次障害で自律神経失調症も患った。
特にきっかけとなった出来事があった自覚はない。
いやきっと、そんなことはないのだろうけれど、ふわふわとしていて明確な理由については答えられない。 思い出したいことでもない。
今重要なのは病気のせいで登校しづらいこと。
行きたくないくせに午後から、 増しては皆が下校する支度をし始める頃合いを狙って登校するのは
「行ける時に行ったらいい」
「今はそれでいいから」
という言葉に動かされているから。 でも、気づけば受験生だ。 もうこんな言葉が通用しなくなる時期に差し掛かっている。 いわばこの言葉を言い訳にして行動の逃げ道にするのは甘えにあたる。 だが俺はこれを甘えだと思いたくない。
甘えなんかじゃない…… こんなに行くのが辛いのに。
反抗期と病気が重なって 年相応の考えが織り交じる。 ぐちゃぐちゃになる。 放棄したい。何もかも。
今はもう病気の原因なんかより、 前へ進めない日々の方が鬱陶しい。
Ip
Ip
クラスメイトとはなるべく鉢合わせたくない。 だから下校時刻の少し前を狙って登校する。
完全に下校時刻合わせて学校につくと、帰ろうとして歩く人間を掻き分けながら進むことになる。
その時そいつらから向けられる視線は痛くて目を当てられたものじゃない。 思い出すだけで泣きそうだ。
かといって朝は起きられない。 そういう病気だから。
気持ちも整えて出発した時にはもうこの時間になってしまっているのだ。
あまり体力を消費したくもないが、 視線を浴びる方がよほど嫌なので 軽く走りながら学校へ向かう。
本当は送迎して欲しいくらいだが、 そこまでお母さんに甘える訳には行かないんだよな。
Ip
Ip
本当、やっと着いた。 だが、校門を見ると動きたく無くなる。
Ip
気力を失って思わず校門前に腰を下ろす。 あと少しで下校時刻にもなる。 あと数歩歩けば下駄箱でもあるのに。
この数歩を踏み出すのさえ簡単じゃない。
…でも言ってしまえばこれは自業自得なのだ。 俺の責任。休み続けた俺の。
Ip
Ip
思い込みたくてもどこかで否定する自分もいて、素直に動けない。
Ip
Ip
Ip
なけなしの勇気を振り絞り、やっとの思いで校門をくぐることができた。
下校時刻近くとはいえど、 この時間はまだ遅刻扱いになる。
ちょっとでも出席日数を稼ぐ為に、 と思い始めた行動だが、 遅刻で稼げる訳もなく、 俺の気休め程度の登校の仕方になった。
担任に声を掛け、出欠だけ遅刻として取ってもらい、さっさと家に帰りたいところだ。
……スゥッ
息を飲む。
覚悟を決めて扉を開ける。
Ip
Ip
Ip
そう言いかけたところでとある先生がこちらに気づき声をかけてくれる。
相変わらず俺の声は小さくか細い。 自信を持って声を掛けることすら出来ない。 相手は生徒ではなく先生で、 先生に苦手意識はないはずなのに。
教師
教師
いつも俺が来た時に声をかけてくれる先生だ。 一言一言が相変わらず優しい。
Ip
Ip
Ip
教師
教師
Ip
相原先生は俺の担任。
俺、ほんまに会話成り立たんくらい喋れんな最近。 前はこんなんじゃなかったんだ。
きっと今の友人が見たらビビるくらい、 俺は明るく振る舞えるやつだった。
自分で言うのも変な話やな。
教師
教師
教師
教師
Ip
待ってもいいが今日は早く帰りたかった。
Ip
教師
Ip
俺みたいな生徒はこの学校にほかにもいるが、 予測できないような不可解な行動をするやつもいる。 一瞬目を離した隙に体調を悪くしたりされては困るから、必ず心配してくれるのだろう。
優しいよな、ほんと。 みんながみんなこうじゃないこと。 いつまでもこうしてはいられないこと。
もっと自覚して行動してかなきゃいけないよな。
Ip
Ip
教師
Ip
返事をして扉を閉め、 保健室に足を運ぶことにした。
目立ちたくないので、 なるべく音を立てないようにゆっくりと 扉を閉める。
保健室に向かって歩いた。
Ip
Ip
扉を開けて、 お決まりの構文を吐こうと思ったその時
視界に入る少年がいた。
彼は保健室の真ん中に置いてあるソファに 俯いて腰掛けている。 首の角度は90度以上で、 折れてしまいそうだ。
…容姿的に同級生だろうか。 というか、見たことがある気がする。
……名前は………
相原(担任)
rs
…へー、ロゼっていうんだ。 聞いたことあるような気もするが、 顔も分からないし思い出せない。
やっぱ初対面かな。
Ip
先程から数分間、この空間が動くことがない。 彼は相変わらずだんまりを決めている。
俺も出る幕を完全に見失った。
なんだか、このロゼって子 俺と纏う雰囲気が似てる気がした。 シンパシーでも感じたんかな。
つか、俺早く帰りたいんだよな。
やっぱりもう一度……
相原(担任)
相原(担任)
俺が声をかける覚悟を決める前に、 担任が声をかけてくれた。 ……正直言って、助かった。
Ip
Ip
Ip
相原(担任)
相原(担任)
Ip
笑顔で受け答えをしてくれる担任。 相変わらず温かい人だった。 俺もすかさずはにかみ程度の笑みを向ける。 上手く笑えてるかはわからない。
rs
今、ロゼくんこっち見てたか?
顔の方向は真下かつ 首が90度に戻っていた為わからなかった。
相原(担任)
相原(担任)
先程から「体調」という言葉が引っかかる。 ロゼくん、頭の位置尋常じゃないし、 ただの体調不良者ではなさそうだ。
俺と同じ精神系の病気、とか……
というか、体調が悪くなってからじゃ遅いのでは? と思った疑問は心の奥底に溶かした。
相原(担任)
Ip
他人なんかどうでもよかったのに。
なぜか彼は少し気がかりだった。
次ここに来る機会があれば、声を……
……なんて、 ロゼくんのことなんも分からんのに、 下手な行動せんほうがええよな。
彼から目線を移さず、そのまま保健室を後にした。
当たり障りのない話をしながら廊下を歩き、先生と共に教室に到着する。
俺が保健室でモタモタしている間に、 既にHRは終わっていて、 クラスメイトは教室を後にしていたようだ。
相原(担任)
相原(担任)
Ip
テスト範囲表、今月の日程表など 必要な書類を数枚受け取って教室を後にした。
本当はロゼって子のこと、 少し聞いてみたかったが
あんなに辛そうに俯く彼について 安易に触れるのは非常識だと思ってやめた。
相原(担任)
相原(担任)
Ip
Ip
スタスタ…
無事、書類を受け取れてよかった。 あとは帰るだけだ。
< おーい …~~www
遠くの方から楽しそうな笑い声が聞こえる。
だが俺は素直に楽しそうだとは思えない。 むしろ鉢合わせたくない。
Ip
なるべく静かに……ささっと…
と思いながら歩いていた時、 少しづつ声が近づいてきた。
2、3人の男子。 おそらく同クラ。
……これこっち向かってくるやんけ、
顔を合わせたくなくて俯く。
クラスメイト
クラスメイト
こっちくんな、
ドンッ
うわ、やったわ………
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
Ip
Ip
ぶつかった。
いや、正確にはぶつかられた。
まあ、廊下狭いし… 気にする事はない、
数秒座ったままでいてしまったが、 立ち上がろうとした時
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あ、こいつ、同クラの……
Ip
Ip
明るくて、多分、 うちのクラスで1番の陽キャ。
俺がクラスで過ごしてる時は うるさいくらいに感じるやつだけど、
結構気遣える優しいやつなんだよな。
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クラスメイト
そのあと何度か頭を下げられたが、 早く帰りたいのが本音だったので すぐその場を後にした。
Ip
……あー!!!!
やっっっと帰って来れた………
今日は少し、いつもより人と関わった気がする。 まさからいとくんと話すとは思わなかった。
Ip
本当に疲れた。 勢いでベッドにダイブする。
少し考え事をしていると、 睡魔が俺の視界を徐々に狭めていく。
その日はそのまま眠りについてしまった。