たばこ

さっそく、ノートにお願い事を書き込んでいく

ずっと、やりたかったこと

見たかったもの

行きたかった場所

文字を書く手は、どんどん進んでいく

すると神楽は、手を合わせる

すると、ケーキが現れた

神楽は、優しく微笑んだ

神楽は願い事手帳を手に取った

神楽は、窓から出ていった

菜々美は、美味しそうにケーキを食べている

目を覚ますと、窓の外は夜になっていた

ベッド横の椅子には神楽が座っている

黙って外を眺める横顔は、月の光で綺麗に見えた

視線に気づいたのか、神楽はこちらを向いた

神楽は、菜々美に袋を手渡す

入院服の上から羽織ってみる

手際よく着付けを終わらせ、神楽は優しく微笑んだ

神楽は、手を合わせた

すると巫女さんの服を着た、美人な女性が現れた

そして、巫女は手を合わせ私の目を見つめた

神楽は、先に雲に乗った

神楽が差し出した手を取り、菜々美も雲に乗った

二人は、空を飛んだ