夕方の神社の境内は、風邪が涼しかった。
バイクが何台も並んでいて、境内の奥から笑い声が聞こえてくる。
紡
私が走っていくと、石段の上にいた金髪の髪の人が振り向いた。
マイキー
にっと笑うその顔は、いつも通り明るい。
マイキー
紡
マイキー
そう言いながら、私の頭を軽くポンポンする
撫で方は優しいけど、長くは触れない。
その周りにはいつもの人たち。
たけみっち
ドラケンくん
三ツ谷くん
たけみっち、ドラケンくん、三ツ谷くん。
みんな私のことを知ってて、名前を呼んでくれる。
紡
マイキー
マイキー
紡
マイキー
わはは、と笑いが広がる
私はその輪の中に座って、みんなの話を聞くのが好きだった。
怖い人達のはずなのに、私には乱暴なことを言わない。
ドラケンくん
ドラケンくんがちらっと私を見る。
ドラケンくん
マイキー
マイキーは即答した
マイキー
その言い方は、「知り合い」というより「保護者」みたいだった。






