TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

夕方の神社の境内は、風邪が涼しかった。

バイクが何台も並んでいて、境内の奥から笑い声が聞こえてくる。

まいきー!

私が走っていくと、石段の上にいた金髪の髪の人が振り向いた。

マイキー

お、来たじゃん

にっと笑うその顔は、いつも通り明るい。

マイキー

遅いぞー

だって宿題あったもん!

マイキー

1年生は忙しいなぁ

そう言いながら、私の頭を軽くポンポンする

撫で方は優しいけど、長くは触れない。

その周りにはいつもの人たち。

たけみっち

お、紡ちゃん!

ドラケンくん

また来たのかよ

三ツ谷くん

元気だなー

たけみっち、ドラケンくん、三ツ谷くん。

みんな私のことを知ってて、名前を呼んでくれる。

きょうも、しゅーかい?

マイキー

集会ってほどじゃねぇよ

マイキー

こいつらが騒いでるだけ

マイキーひどい!

マイキー

事実だろ

わはは、と笑いが広がる

私はその輪の中に座って、みんなの話を聞くのが好きだった。

怖い人達のはずなのに、私には乱暴なことを言わない。

ドラケンくん

なぁマイキー

ドラケンくんがちらっと私を見る。

ドラケンくん

今日も一緒で大丈夫か?

マイキー

平気平気

マイキーは即答した

マイキー

暗くなる前には帰すから

その言い方は、「知り合い」というより「保護者」みたいだった。

この作品はいかがでしたか?

0

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚