りさ
少しだけ玄関の扉を開けて中を覗くと、 奥からころんくんがパタパタと 駆けてきた。
ころん
ころん
りさ
やっぱり髪、変じゃないかなとか、 色々考えちゃって... どうしても中に入れない...泣
ころん
りさ
ころん
りさ
ころんくんに無理矢理扉を開かれ、 ショートの髪を見られてしまった。 ...ころんくんはなにも言ってくれない。 ドアノブに手を置いたまま フリーズしてしまった。
ころん
りさ
この微妙な沈黙に耐えきれず、 苦笑いしながらころんくんから目を反らした。 すると突然洗濯物のいい匂いに からだを包まれて... 一瞬何が起こったのかわからなかった。
りさ
ころん
気がつくと私は、 ころんくんに正面から抱き締められていた。
ころん
りさ
ころん
そう言いながらころんくんはさらに強く 私を抱き締める。
りさ
ころん
私は何となくころんくんの背中に手を回して 優しく抱き返した。
ころん
りさ
その後、 数十分もの間離してもらえなかった りささんなのでした...