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炭太郎
で、こんな鍵見つけたんだけど、どこだろう？
善一
あぁ、多分その鍵は、俺が闇雲に隠れるところを探してた時、3階に鍵かかってたから、多分そこだよ。
伊之すっけ
本当なのか？ヴォイ！！！
善一
たたたたた多分ね。えへへ…
炭太郎
ここかな？(ガチャ)
炭太郎
あいたぞ！
善一
ほらね！僕の言った通りでしょ？
伊之すっけ
ち！
炭太郎
まぁまぁ…仲良くしよう。
伊之すっけ
おい、あそこに、ベッドがあるぜ。
善一
ほ、本当だ。
伊之すっけ
ジャンケンで負けたヤツ、寝ろ。
善一
はぁぁぁぁぁ？？？無理無理無理！！
善一
危ないでしょ！これであの赤いヤツが来たら！殺されるよ！
伊之すっけ
いいから！やるぞ！
3人
ジャンケン、マカラカスケラッチ！
伊之すっけ
よっしゃ！勝ったぜー！お前らより強いー！ィェーィ！
炭太郎
行くよ！ジャンケンマカラカスケラッチ！
伊之すっけ
(無視すんなよ…)
善一
ま、負けた〜…
善一
嫌だよ！寝たくない！絶対置いてくし、危ない！嫌だー！！！
伊之すっけ
いいから、寝ろ！(ドガーン！)
善一
うわああああ！！！(蹴っ飛ばされる)
善一
(ｽﾞｺﾞｰｰﾝ！！)
善一
あーあ、ベッドがズレちゃった…ってあれ？
善一
おーい！2人ともー！こんなところに穴があるよー？
炭太郎
本当か！
伊之すっけ
うぉぉ、かなりここ高ぇな！降りるぞ！
伊之すっけ
(ヒューーんゴリィ！)痛て！着地ミスって捻挫した。
炭太郎
スタッ
善一
スタッ
炭太郎
ピアノかな？
炭太郎
皆でここ、探索しよう！
善一
おっけー
炭太郎
うーん。にしても、ここ、ピアノに血がついてるなー。あ、そうだ、蛇口があったから、服濡らしてくる！
数分後
伊之すっけ
だぁぁぁ！！！
伊之すっけ
ほんとになんもねぇな！
伊之すっけ
ピアノにタンス！それだけじゃねぇか！
伊之すっけ
(ドサー！)
善一
あぁ！タンス倒しちゃダメでしょ！
伊之すっけ
あ？なんか書いてあるぞ
伊之すっけ
1 2 3
4 5 6
7 8 9
んだこれ。
4 5 6
7 8 9
んだこれ。
伊之すっけ
(カチ)ん！？なんかこれ、凹むぞ！
善一
え？ほんとに！(カチ)え！気持ちわり！
炭太郎
濡らしてきたよー！
炭太郎
ピアノ拭くよ！
炭太郎
拭いてっと
炭太郎
ん？ 479…？なんだこのヘンテコな形
善一
炭太郎！こっちにも、変な形のがあるよ！
炭太郎
んー、多分同じ形のものをおせば開くんだろう。
伊之すっけ
押せばいいんだな？479…
炭太郎
お！また鍵だ！こんな変な仕掛けで鍵が出るということは出口の鍵なんじゃないか？
伊之すっけ
おぉ！確かになぁ！開けに行くぞ！
伊之すっけ
猪突猛進！！！でれる猛進！！
炭太郎
嬉しすぎて訳わかんないこと言ってるw
炭太郎
えーとここか。(ガチャ)
善一
あーいたー！！出れるー！
炭太郎
じゃあ！出よっか。
伊之すっけ
おい、後ろみてみろ。
赤鬼
……こんにちは。
炭太郎
は！？
伊之すっけ
しゃ、喋りやがった…
善一
(今まで世話をかけたんだ！最後の最後くらい！逃げ出さずに！耐えろ！善一！)
炭太郎
な、なんだよ。
赤鬼
ねぇ、聞きたいことがあるんだ。
赤鬼
君達はなんなんだ？
伊之すっけ
…？
赤鬼
なんのために産まれ、なんのために育ち、なんのために生きるんだ？
伊之すっけ
(言ってる意味が分かんねぇ…)
炭太郎
それh…
善一
それは！命があるから産まれ、思い出を作るために育ち、幸せのために生きるんだ！
赤鬼
…！
赤鬼
そうか、それじゃあ僕の人生と同じように、ここで死のう。
炭太郎
僕の人生？てことは元は人間だったのかい？
赤鬼
もう君達には関係ない。
赤鬼
それじゃあ、バイバイだ。
善一
ヒィィィ！急に追いかけてくるのやめてぇ！
炭太郎
今までより早い！
炭太郎
追いつかれる！逃げろ！本気で！
必死に走っている内に町へ出た。 バケモノはもう追ってきてはいなかった。
あのバケモノがなんなのかは知らない
俺達は夢でも見ていたのかもしれない
しかし、俺の手元には、まだあの皿が残っている
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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