-闇に咲く月-

夜の廃工場。 瓦礫とほこりが舞う中、ルナは一人、戦場に立っていた。 前には、全系統念で倒れた敵たちの残骸。

火の雨、氷の槍、雷の矢——すべてルナの手の内で、敵は跡形もなく消えた。

冷たくつぶやき、月光に照らされた瞳に凄みが宿る。

瓦礫の陰から滑る影が現れる。 12体――幻影旅団だ。

冷静に観察する視線。

マチが糸を軽く投げてルナの動きを探る。

ルナは全系統念を纏い、微笑む

一瞬の静寂。 瓦礫の間に緊張が走る。

旅団は互いに視線を交わす。 まだ攻撃は始まらない。

フェイタンは拳を握り直す。

短く冷酷、だが間を置いたことでルナの挑発を咀嚼する余裕を見せる。

ノブナガ、シャルナーク、ウボォーギンも構える。 技名や念を展開する手前で止め、ルナの出方を窺う。

両手を軽く広げ、余裕の笑み。 その瞬間、旅団の目が鋭く光り、戦闘開始の合図が流れ出す……

次こそは長くします💦

ばーい