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私はあれからどうやって家に帰ったか覚えていない
ただひとつ変わったのが周りの人が私をみんなと違う目でみてくる
と、
いうk、
こ…
と、だけ、
神代空
師匠
九条若子
なんじゃ？
神代空
私、人が怖くなったかもしれない
九条若子
なんでじゃ？
神代空
私は、みんなと仲良くなりたいだけなのに
神代空
魔法が使えるから殺してくるとか、魔女だ魔女って言って
神代空
避けるんだよ
九条若子
でも、お前には菅原も利奈も月島もお兄さんも居るじゃないか
神代空
居ないよ
神代空
もう、お兄ちゃんと菅原さんとしか関わってない
九条若子
それは、…
しばらく、ためらうような沈黙が続いた
神代空
関わらないでって言われちゃった、
九条若子
(今にも消えそうじゃないか)
九条若子
神代
神代空
何？
九条若子
見返したいか？
神代空
別に、気にしてないから
九条若子
そんなわけが無いだろうが
九条若子
いつもよりずっと辛そうじゃよ
神代空
でも
九条若子
良いんだよ
九条若子
泣いて、
神代空
え？
九条若子
ときには弱音を吐かないと
九条若子
神社へ行こう
神代空
うん、
神代空
う、うぅぐすっ
九条若子
それは辛かったな
九条若子
辛い辛い
神代空
うわぁーん
月島陽輝
か、神代さん
神代空
へ、？
九条若子
我が呼んだ
九条若子
利奈は来たか？
月島陽輝
うん
佐藤利奈
はぁ、はぁ、
佐藤利奈
きっつ
神代空
利奈？！
そのとき
利奈は私に向かって
一目散に走ってきた
ばふっ
利奈は私をこれでもかというほど
抱きしめてくれた
佐藤利奈
ごめん！
佐藤利奈
ごめんね
佐藤利奈
そら
佐藤利奈
避けたりして
神代空
え、え？え？
混乱した、
何で、抱きしめるの？
何で謝るの
謝るなら何で避けたりしたの
神代空
え、？
佐藤利奈
ごめん、ごめんね
神代空
え、関わらないでって
佐藤利奈
実はね
佐藤利奈
先生に言われたんだよ
月島陽輝
そう
月島陽輝
先生が
月島陽輝
「神代が龍と戦っているよな、あいつは魔法使いなんだ、だから関わるのをやめろ」
月島陽輝
って
神代空
そう、なんだ、
九条若子
ふん
九条若子
お前ら嘘ついてるだろ
佐藤利奈
え？
月島陽輝
っ、ｸｿｯ
九条若子
馬鹿だなぁ
九条若子
空
神代空
えっと
九条若子
お前は間違ってないぞ
九条若子
あいつらと縁をきって正解だった
佐藤利奈
は？どう言うこと！
月島陽輝
俺たちは神代と縁なんかきってないぞ！
九条若子
神代が自らきったんじゃ
神代空
すぅーはぁー
神代空
あのさ、私もう学校行かないから
佐藤利奈
え？！
佐藤利奈
どう言うことよ！
神代空
そのまんまだよ
月島陽輝
神代、
神代空
ここで全て終わらせるって決めたんだ
私は不器用な笑顔を見せた
佐藤利奈
そんなの、
佐藤利奈
っ！そんなの信じるわけ無い！
神代空
うっ、
九条若子
空？大丈夫か？
神代空
はぁ、はぁ、
またこれだ
九条若子
空？
月島陽輝
神代さん
また周りの音が遠くなる
嫌いだ
もう
全部どうにでもなればいい
私は知らないよ
神代空
嫌いだ ﾎﾞｿｯ
佐藤利奈
え？
神代空
お前らなんか嫌いなんだよ！
神代空
風刃！
九条若子
空！
その瞬間
利奈は私の放ったらしき"魔法"で傷を負った
佐藤利奈
っった！
佐藤利奈
痛い！痛い！痛い！痛い！
神代空
うっ、
ばたり
私は倒れたらしい
神代空
はっ！！！
神代空
はぁーはぁーはぁー
神代空
夢、なの？
ふと手元を見ると引っ掻いたような
傷跡がたくさんあった
神代空
うわ、めっちゃヒリヒリする
神代空
痛い～
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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