慧(けい)
慧(けい)
慧(けい)
慧(けい)
慧(けい)
昼夜逆転が捗ってるんです…
いや薬とか飲んでるので最近はちょっと戻りつつあるんですが…
慧(けい)
慧(けい)
慧(けい)
じぇるくん
さとみくん
じぇるくん
あ、皆さんはじめまして。 俺会社員のじぇるって言います。 絶賛彼女募集中やで☆ …そして、このピンクのイケメンの名前はさとみ。 昨日拾った捨て人間。 なんか、彼女に養って貰っとって捨てられたらしい。 そりゃ彼女さんお気の毒様やで。 イケメンやからってなんでもしていい訳ちゃうねん!!💢
さとみくん
じぇるくん
じゃあ、行ってきます・・・
さとみくん
ヘラヘラ笑いながら手を振るさとみ。 そんな彼に小さくてを振り返し、俺は玄関のドアを閉めた。
ガチャッ
さとみくん
さとみくん
じぇるくんの会社です
じぇるくん
なーくん
この人はなーくん。 会社の同期。 優しくてママみたいやねん・・・。
じぇるくん
なーくん
なーくん
じぇるくん
なーくん
じぇるくん
俺はなーくんに事の経緯を事細かに話した。 するとなーくんは「へぇ〜」と呑気に相槌を打って笑った。 いや、笑い事ちゃうねん!!
なーくん
イケメンなら次の貢いでくれる人探せばいいのにねー(笑)
じぇるくん
雨でびしょびしょやったけど、水も滴るいい男って感じ。
なーくん
じぇるくん
なーくん
じぇるくん
なーくん
じぇるくん
なーくん
じぇるくん
この先、俺はアイツをどうするんやろう。 一つ気がかりなのがことがある。 それはさとみの心のこと。 いくら彼女に捨てられたからって、 アイツだって大人。 一人で生きていくすべぐらいは身についてるはず。 はじめてさとみの目を見た時。 あいつの目は酷く濁っているように見えた。 さとみはさとみなりに苦しんでるのかもしれない。 俺は、さとみのことをクズ男だとは思えなかった。
なーくん
じぇるくん
なーくん
じぇるくん
じぇるくん
あーーーーー、今日も疲れた…。 あの後2人して私語するなと上司に叱られてしもた。 あーぁ、会社辞めたいなぁ。
じぇるくん
じぇるくん
リビングのドアを開くと部屋が 見違えるぐらいに綺麗になっていた。 キョロキョロと部屋を見渡すと、 キッチンから物音がするのに気づく。 覗いてみると、さとみがエプロンをして立っていた。
さとみくん
さとみくん
じぇるくん
さとみくん
冷蔵庫にあったの勝手に使ったよ。
じぇるくん
さとみくん
じぇるくん
俺は大人しくソファーに座った。 数分テレビをボーッと見ていると、 目の前のテーブルに美味そうな料理が並んでゆく。 自炊をしないわけではないが、 だからといって、こんな手の込んだものは作らない。 ハンバーグとか…、久しぶりに食べる
じぇるくん
さとみくん
前もね、家事は全部俺がやってたんだ。
じぇるくん
さとみくん
じぇるくん
さとみから白ご飯が入った茶碗を受け取った。 思えば誰かと食卓を囲むなんて何年ぶりだろうか。 親元を離れて数年、俺はずっと一人ぼっちだったから。
じぇるくん
さとみくん
どうした!?不味かったか!?
やっぱりあの肉賞味期限切れて・・・・
じぇるくん
嬉しくて、人と飯食うんなんか久しぶりでさ・・・・グズッ
さとみくん
気づけば俺は泣いていた。 やっぱりさとみは悪いやつじゃないんだ。 この笑顔に嘘は見えない。
じぇるくん
さとみくん
じぇるくん
さとみくん
さとみと向き合って食べるメシは いつもの数倍美味かった。
慧(けい)
慧(けい)