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すれ違い~born to love you

第15話 - すれ違い〜born to love you

2,531

2020年08月18日

#BTS妄想

#グクテテ

#BL

#恋愛

きーなっつ。🐰🐯

【テテside】

_______________

.......

パクボゴム

テヒョン？

......ぁっじゃあ、俺たちもどこか回りましょうか...(笑)

パクボゴム

.......

パクボゴム

.....ほんと仲良さそうだよねあの2人

ぇ.....？

パクボゴム

ずっと見てたよ

....見て、た.....?

パクボゴム

気付いてないの？ホントは気になって仕方ないんでしょ

パクボゴム

ジョングク君のこと

ぇ.......何を言ってるん、ですか

パクボゴム

もう、隠さなくていいよ

ちがっ.......っ違いますっ俺は....

パクボゴム

今日はこの事で話したかったんだ....

.......はなしっ？

パクボゴム

俺....知ってたんだ

パクボゴム

テヒョンのホントの気持ち

.......っぇ

パクボゴム

...ジョングク君の事好きでしょ

....違い、ますっ.....

パクボゴム

もう、俺は大丈夫だよ

パクボゴム

本当はもう、家族と上手くやってるんだ

パクボゴム

だからっ.......俺の事はもう大丈夫！

っ.......ぇ

パクボゴム

俺、誰かに愛されたかった、

パクボゴム

愛される事を知りたかった

_______________

__________

【パクボゴムside】

どうして俺はこんな不幸な家庭に生まれたのだろう

家に帰りたくない

俺の居場所なんてどこにも無いから

___________

パクボゴム

『ただいま』

俺は静かな声で言う

存在を消すかのように、自分の部屋に向かおうとするが

いつも気付かれてしまう

母

『ボゴムー？今帰ったの？』

母

『お酒買ってきてちょうだい』

嫌な声が耳に届く

また飲んでるどんだけ飲むんだよっ

父

『お前帰ってくんの遅せぇんだよっ！！』

父

『はよ、酒買ってこいや！』

毎日、毎日この繰り返し

俺は特に父さんなんて大嫌いだ

いや、父さんじゃない

母さんは離婚し再婚して一緒になった人

いつも、"お前なんていらない" "消えろ" "死ね"の暴言ばかり

もう、いやだっ....... こんな家に居りたくないっ

_______________

俺には可愛いかわいい後輩がいる

それが"キムテヒョン"

俺が密かに想いを寄せている。君の魅力は全員を惹き付ける

『ボゴミヒョンっ！今日の音楽番組の司会頑張って下さいね！』

パクボゴム

『.......っありがとう！』

なんて、クシャッとした笑顔で話しかけて来る君は俺の心を救ってくれる

俺はこの人に愛されたいと思った

でも

___________

パクボゴム

『ジョングク君っていつもテヒョンの事見てるよね』

『えっ！？』

愛しそうに見つめるその目はまるで

パクボゴム

『愛されてるんだね』

テヒョンの事好きなのかな

そう思うとズキっと心が痛んだ

『いや、ジョングガはそんなんじゃないですよ...笑、』

『....ヒョンとしてしか』

パクボゴム

『........っ』

なんて、悲しそうな顔で言う君に気付いてしまった

お互い好き同士なのに、どこか遠慮しているのは

相手を大切に想っているからなのか愛されている事に気付かない2人

いや、それもかなりの愛。なのに

愛してくれる人がいるって羨ましい

愛されるって何？俺も誰かに愛されたい

いや、テヒョンに愛されたい

_______________

_________

この日は一番思い出したくない記憶

バシッ！

父

『お前に言われる筋合いなんてないんだよっ！』

父

『お前は黙って俺の言う事を聞くのが当たり前じゃないのか.......っ！』

俺はいい加減な2人の態度に腹が立って反抗したらクソジｯ...父に殴られ

パクボゴム

『っ.....いっ....』

出そうになった言葉を押し殺した

痛いっ.......もうやだっ何なんだよっ.....

ふとした瞬間、テヒョンの顔が浮かんだ

テヒョンに.......会い、たいっ

でも、最後に今まで気になってた事。だけど、勇気が出なくて聞けなかった事。

それを今確かめたい

パクボゴム

『母さんは俺の事愛してくれてたっ？』

この事をずっと、ずっと聞きたかった愛してくれてた？大切だった？

たった一言"愛してた"を聞きたかっただけなのに

母

『は？何をいきなり？笑わせないで』

母

『あんたなんて前のあの人と似てて見るのがほんと嫌なのよっ....見る度に思い出すわ』

パクボゴム

『っ.......じゃあ、俺の事なんて』

母

『愛してないわ』

母

『あんたなんて産むんじゃなかった』

冷たく言い放つ言葉。

"愛してない" "産むんじゃなかった" こんな言葉を聞きたかった訳じゃない

ただ....愛してるっ、それだけ....っ

そっか、俺ずっと誰にも愛されてなんかなかったんだ

つらいっ.......もうやだっ

俺は腫れた右頬を抑えながら家を飛び出していた

_______________

_________

パクボゴム

『.......もう、俺死にたいよっぅ......死んでも.......いいかなぁ』

誰も俺の事を愛してくれる人がいないならいっそ死んだ方がマシだっ.......

この時何故か俺は、テヒョンに電話を掛けていた

_______________

__________

君は急いで駆け寄ってきて

『.......っボゴミヒョンっ！その頬どうしたんですかっ.......ｯ』

焦って心配そうに見つめてくる目

心配をかけさせたい訳じゃない

テヒョンに家族のことを話したらきっと引かれるよね

だから、誰にも相談なんて出来なかったでも、テヒョンは黙って俺の話を聞いてくれた

パクボゴム

『っ.......俺死んだ方が、っ』

『っ.......そんな事言わないで下さいっ』

『言わないで.......俺がいますからっ』

パクボゴム

『じゃあ、俺とずっと一緒に居てよっ.......傍にいてっ.......』

パクボゴム

『...付き合って.......よ』

『ぇっ.....』

パクボゴム

『テヒョンが好きっなんだ.....俺に人に愛される事を教えてよっ.......』

『っ....でも、俺っおれ』

言いたい事なんて分かってるっよでも、俺だけを考えてよっ俺だけを愛してよっ.......！

頼れるのテヒョンしかいないっ.... テヒョンじゃなきゃっ....

パクボゴム

『....もう、死に、たいっ.....生きる意味なんてないんだっ.......』

こんな事を言うのはずるいって分かってるだってテヒョンは優しいからきっと

『.....っ俺がずっと傍にいますっ....だからっ死にたいなんて簡単に言わないで下さいっ』

パクボゴム

『.......ほんとに？』

『ほんとですっ.......』

パクボゴム

『....じゃあ、俺だけを愛してくれる？もう、ジョングク君とは仲良くしないで、よっ』

『....なんでジョングガの名前がっ....』

『...そんな、のできな』

パクボゴム

『...っお願っい、』

『.......っ』

ほんと最低だな俺は...ｯ

どうしてこの時ジョングク君の名前を出したのだろうか自分でも分からない

きっとこの2人が羨ましかったから

すれ違い~born to love you

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読んでる側も結構胸がぐさっと

え、ボゴムヒョン…😭😭 どんだけいい作品作るんですか!?映画でも見てるのかと思った((

きーなっつ。🐰🐯

プロフィール

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