蒼月(アオツキ)
ろじゃー、、さん、泣
気づけば、安心で涙がこぼれていた
すると、乱暴に抱き寄せられた。
ロジャー
勝手に、行くな。
離れて、って言ったのに。
言っていることが、まるで真逆だ
でも、彼から離れられなかった。
彼の体を、押せなかった
蒼月(アオツキ)
私のこと、嫌いになったんでしょう...、?
その時もまだ、涙が止まらない
ロジャー
...今日は冷えるな、
ロジャー
部屋に戻るぞ。
私の問いには答えてくれなかった
優しく抱き上げられた。
蒼月(アオツキ)
っ、お、下ろしてくださいっ、!
そうやって言ったのに、
ロジャー
その足じゃ、まともに歩けねぇだろ
その言葉で丸く収められた。
部屋に戻ると、私をベットの上に座らせてくれた
蒼月(アオツキ)
ろ、ろじゃー、さ―――
ロジャー
動くなよ。
そういって、足を包帯で巻いてくれた
ロジャー
...悪かったな、
足の包帯を巻き終えた時、
1番に出た言葉がそれだった
ロジャー
外は寒かっただろ、体が冷えたかもしれねぇ。
私の体を気遣う言葉ばかりだった
不意に、ろじゃーさんの服を掴んだ
蒼月(アオツキ)
あのっ、もう、私の気遣いはいいです。
蒼月(アオツキ)
私、のこと、嫌いになりましたか、
怖かった。
嫌いになったなんて、嘘でも言って欲しくない
だから、聞きたくなかったけれど、
聞くしかなかった。
船をおりて欲しいということは
つまりそういうことなのだ。
嫌いだと、ろじゃーさんが言ったのなら
私は、諦めるつもりでいた
潔く、船を降りようと思った