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無名

1 - 無名

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2022年06月30日

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ここは学園シティとも呼ばれる「Y学園」。Y学園には、トップクラスの能力を持つエリートしか入学できない。

超エリート校・Y学園には多くの謎が存在する……。 その謎に立ち向かうのがYSPクラブ。 彼らは何と妖怪HEROへと変身することができるのだ! そんな彼らと とある少女の物語が始まろうとしている。

ネム

ここがY学園…

ネム

……いや、今度こそ…

ネム

いや…ううん大丈夫。いける…(ブツブツ)

ドン!!!

ネム

あっ…

ネム

ご、ごめんなさー。

???

わ!ごめんな!大丈夫か?

???

怪我はして無さそうだな!

ネム

こちらこそすいません

ネム

失礼しました。

???

あ!おい!まだー

???

っていないし!?

???

顔がよく見えなかったから名前だけでも聞こうと思ったんだけどなー

???

まあいっか!会長のところに行こーっと

キーンコーンカーンコーン

先生

それじゃあHR始めるけど

先生

その前に転校生紹介するわね

先生

来ていいわよ (ニコ

ネム

はい

ネム

皆さん初めまして今日から転校してきた心音ネムです。よろしくお願いします

先生

そいうわけだからみんな仲良くしてやってちょうだいね〜

ザワザワ…

先生

はいそこざわつかないー

先生

席は後ろよ 空いてるところね

ネム

…はい。ありがとうございます

ネム

モブくんかな 宜しくね

モブ

ああ!ハイッ!よろしくお願いします!(若干照れ)

ネム

うん これからよろしく。

ネム

(…営業スマイルは出来てたはず)

ネム

(しかし本当にみんなの心は予想通りね。まあ…中には汚れてる人もいるというかなんというか。)

ネム

(そう。この世の人の心は基本いいことなんて考えてない人達だ。)

ネム

(読みたくもないものを読んでしまって…)

ネム

(…今更ながらだな私は。
だから散々今まで空気を読んできたじゃないか。)

ネム

(それが原因で転校したんだけれどね。)

先生

じゃあHRは終わりにするわよ

先生

そうだ 心音さん

ネム

あ、はいなんでしょうか?

先生

この後まだ時間結構あるから

先生

まだこの学校について何も知らないでしょう?

ネム

まあ、はい。

ネム

(さっさと終わらせたい心が見え見えだな。)

先生

だから生徒会長に学校案内してもらおうと思って

先生

ね?いいでしょう生徒会長

霧隠ラント

別に構わない。今日はこれほど忙しいという訳でもないからな。

先生

そういうと思ったわ♪ じゃああとは生徒会長に任せるわね!

先生

じゃあね〜

霧隠ラント

うちの担任は本当に適当だな…

ネム

あの、貴方が生徒会長ですか?

霧隠ラント

嗚呼。如何にも。生徒会長の霧隠ラントだ。よろしく頼む

ネム

よろしくお願いします

学校案内中

霧隠ラント

ここが部室エリアになる。それからー。

ネム

(さっきからこの人……UFOのこと考えてる…?)

ネム

(UFO………うっ…)

〜幼い頃〜

ネム

見てみて 絵を描いたの!

心音 母

ネムは絵を描くのが本当に好きね。

心音 母

とても上手だと思うわ

ネム

本当?えへへ嬉しいな

そう。この頃はお母さんととても仲がよかった。

絵を描くのが好きで。お母さんに絵を見せてはよく褒めてくれていた。そんな日常が好きだった

けれどお父さんとは仲がいい訳じゃなかった。

暴力的でもあったからだ。家族の関係は主にお父さんが壊していった。

そんなある日の事だった

ネム

(……アレ…なに?変なのが聞こえる…)

心音 母

ネム?大丈夫?

心音 母

(○られないようにしないと、怒られてしまう。次は、えっとあれを気をつけて…)

ネム

…え?

信じられなかった

信じたくなかった

人の心が読めるなんて。

その日から私は恐れながらも心を読みつつ気を遣うようにした

日に日に関係が崩壊してくまま好きな日常は消えていた。

そんなある日隠すことが嫌で思わず両親に心が読めることを告白した

お父さんはわからない。けれどお母さんならむしろ分かってくれると思っていた。

心音 母

…………い…

ネム

え…?

心音 母

気持ち悪い!!出ていって!!

心音 母

そんなこと隠してたなんて!

心音 母

汚い人間!!うちの子じゃないわ!!!!

ネム

そ…んな…どうし…て

実の母親に。大好きな母親に。そんなこと言われたのがとてもショックだった

しかしこんな能力を持ってるなんて知ってたら誰しもが気持ち悪いと言うに決まっている。 一方、お父さんはそれを受け入れて利用しようとしていた。勿論断った。そんなことに使いたくなかったからだ。

実際、この能力で学校でも虐められてたというのはこれはまた別の話。

そして中2になる前に家から出ていってしまった。これでよかったんだと思ってた

そうじゃなかった。むしろ後悔に走ってしまった

変な音がした。聞こえてきたのは上からだった

UFOだ。誰しもが聞いたことはあるあのUFOだった。 みんなが逃げろと言った瞬間 なんだか嫌な予感がした。 すぐさま私は家に戻っていった

ネム

お母さん!!お父さん!!

ネム

どこにいるの!?

ネム

お母さっ……

ネム

ヒッ!?

ネム

な…なにこれ…

2人とも倒れてる姿が見えた。すぐにでも助けたかった でも目の前に変なのがいた。あれは宇宙人に違いない。 そしてその2人を運んでいるところを見てしまった そこから動けなかった私は目の前に宇宙人がいてこう話しかけてきた。

宇宙人

お前もこの家の人なのか?

ネム

え…っと……そ……

言葉が出なかった。出るはずがない。だけどここの人だと言えなかった 怖かったからだ。 早く言わなくちゃ言わなくちゃならないのに

宇宙人

何とか言えヨ

ネム

わ…た…わた……私は…

そんな時だった

心音 母

(ネム!貴方 心の声が聞こえると言ったわね。聞こえているんでしょう?)

心音 母

(私の言う通りにしなさい。あなたは決してここの家の子なんて言っちゃいけないわよ。)

心音 母

(大丈夫 私たちでこの変なやつたちをどうにかするから)

心音 母

(絶対答えちゃダメよ!!違いますとだけでいいのよ。)

お母さんの心の声だった。 とても必死に答えていた。

心音 母

(あの時は気持ち悪いなんて言ってごめんなさいね)

心音 母

(でも私ね最後に言いたいの)

心音 母

(あなたは私たちの最愛の娘よ。)

あの時ショックでなにも聞こえてなかった私。 もしかしたらあの時もお母さんは何か言ってたのかもしれない なのに自分は馬鹿だ。結局自分のことしか考えてないじゃないか いっそのこと自分もそこに行けば一緒に楽になれるかもしれない

心音 母

(母親としてのお願い 聞いてくれるわよね。)

心音 母

(貴方は絶対逃げて!!!!)

そうだ…今ここで弱音吐いてちゃ… 頼みを聞かないでこのまま終わらせる方がよほど良くない。だから、

宇宙人

おいはやくしr…

ネム

私は

ネム

私はここの家の人じゃありません

ネム

ただの…近所の人です

宇宙人

ん〜。ほー

宇宙人

まあターゲットのやつじゃないなら

宇宙人

いいけど

宇宙人

じゃあね〜

そういって UFOに乗り去っていった。 その後に上から少しだが血が降ってきた。 察したくないものを察してしまったのだ ただただ涙が出てそこで泣くしか無かった その途端に幼少期の頃を急に思い出したあの頃は3人とも仲良く暮らしていて笑顔で笑っていた日々のことを。 この日は泣き叫ぶしか無かった。

ネム

(許さない。あの日のことは。)

ネム

(けれどもう行方は出来ない…)

ネム

(ただ自分勝手なままでいいのか私は……)

霧隠ラント

…い おい

ネム

!!

ネム

ご、ごめんなさい

霧隠ラント

大丈夫か。初日だから不安でもあるだろう。

ネム

え、ええ。そうですね…

ネム

(しまった、つい浸ってしまったな……危ない危ない)

???

お〜〜〜〜〜い会長〜〜!

霧隠ラント

なんだ 寺刃かどうした

???

会長が見えたから走ってきた!

霧隠ラント

何度も言うが寺刃、廊下は走るなと言っているだろう!(ベシ)それに私も暇ではないのだぞ

???

いってぇ〜!えーんひどーい会長がいじめてくる〜!

霧隠ラント

嘘泣きはやめんか 寺刃

???

あ、バレたァ?

???

ていうかその子誰〜?

???

めちゃ可愛いんだけど!熟女好きだけど俺の好み!!

霧隠ラント

また訳の分からないことを…💧

ネム

あはは…💧

ネム

ってあれ…貴方どこかで…

???

なんか聞き覚えのある声…

???

あ!もしかして!

???

ぶつかった子?

ネム

え?

ネム

…あ!?

ネム

もしかしてあの時の…?

霧隠ラント

なんだ知り合いなのか

ネム

い、いや…知り合いという程では…ないはずですけど

???

え〜!俺たちこうしてまた会えたんだし知り合い通り越してお友達でしょ!

???

あ!!俺 寺刃ジンペイ!!よろしくな!!

ネム

2年の心音ネムです よろしくお願いします…?

ジンペイ

会長と同じなのか!!じゃあセンパイだな!!

ネム

(なんだろう…元気そうで私とは真逆な性格だけど…)

ネム

(彼の心からは凄い…とても…好意を持たれてる……?な、なんで?)

ネム

(最初誰でも怖いとかなのに…)

ネム

1年なんだね 宜しくね (ニコ

ネム

(どうせすぐ怖いって思い始めるか。早く飽きると思うだろうな)

ジンペイ

あ!そうだ会長今日もYSPクラブに集まるだろ?

霧隠ラント

協力しにいくだけだ。

ジンペイ

素直じゃないなー!そいうのなんていうか知ってる?ヤンデレていうんだぜ!

ネム

(多分それはツンデレだと思う……💧)

霧隠ラント

よくわからないが いつもの時間でいいな?

ネム

あのー、YSPクラブって…確か

霧隠ラント

「怨霊」を召喚・憑依して妖怪HERO(ヒーロー)に変身できる『YSPウォッチ』を持つもの達『YSPクラブ』が、学園に潜む怨霊絡みの怪事件や謎を解くクラブのことだ

ネム

凄いクラブなんですね

ネム

(このクラブか…赤いのがYSP基準…てことはこの子はYSP能力者なのね)

ジンペイ

もしかしてネムセンパイも興味あるのか?来るか?

霧隠ラント

そんな簡単に入れていいものじゃないぞ寺刃

ジンペイ

えーでもオレが入れたいしー

霧隠ラント

はあ…こう言ったら永遠に駄々こねるだけだろうからな…構わないぞ

ジンペイ

なんで会長から許可出さなくちゃいけないんだよー!?

霧隠ラント

よからぬ事を考えそうだからだ

ジンペイ

そう言って 実は会長のほうがスケベなんじゃないの?

霧隠ラント

そんなはずないだろう!私はこれで外すぞ

ジンペイ

あ!おい!逃げるなー!

ネム

(変なことに…巻き込まれそうだな。別にあの日のことが解決するならいいんだけど)

ジンペイ

じゃあセンパイも来てね!

ネム

……うん(ニコ

ネム

(なんでこの子はさっきから)

ネム

(心の声が…大好きしか溢れてないの!?)

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