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12月27日 寒いけれど、雲ひとつない晴天。
夢(かなえ)
主治医 有栖川
主治医 有栖川
佐上
夢(かなえ)
夢(かなえ)
主治医 有栖川
主治医 有栖川
主治医 有栖川
佐上
夢(かなえ)
佐上
トントン拍子で外泊許可がおりて、 家に帰れることになった。
受付
受付
主治医 有栖川
佐上
夢(かなえ)
主治医 有栖川
佐上
主治医 有栖川
主治医 有栖川
主治医 有栖川
主治医 有栖川
佐上
佐上が有栖川の肩に手を添える。
佐上
佐上
佐上
佐上
主治医 有栖川
主治医 有栖川
夢(かなえ)
夢(かなえ)
夢(かなえ)
憂一郎
憂一郎
夢(かなえ)
憂一郎
夢(かなえ)
憂一郎
夢(かなえ)
憂一郎
憂一郎
憂一郎
夢(かなえ)
夢(かなえ)
千鶴(30歳)
千鶴(30歳)
憂一郎
憂一郎
夢(かなえ)
夢(かなえ)
目を奪われたのは、ごく普通の定食屋。 父親から養育費を貰った後に寄って食べていたお店。
憂一郎
夢(かなえ)
サンマ定食、ライス小盛り ひじきの煮物付。
千鶴(30歳)
憂一郎
千鶴(30歳)
夢(かなえ)
夢(かなえ)
憂一郎
千鶴(30歳)
憂一郎
憂一郎
千鶴(30歳)
夢(かなえ)
千鶴(30歳)
憂一郎
確かにこの定食は美味しい。身にも心にも染み渡るし 千鶴さんの味付けは少し濃くて料理はちょっぴり下手。
だけど、その味がいいの。 あなたの味にはかなわない。
だって あなたのことが 大好きだから。
水族館、映画、プラネタリウム…… 短時間で色々なところを回って遊んだ。
プラネタリウムを見る時に、千鶴さんは手を繋いでくれていた。 凄くあたたかかった。
憂一郎
憂一郎
夢(かなえ)
この笑い合える時間も、もうすぐ 幕を閉じる
憂一郎
夢(かなえ)
憂一郎
憂一郎
夢(かなえ)
夢(かなえ)
夢(かなえ)
憂一郎
千鶴(30歳)
千鶴(30歳)
夢(かなえ)
夢(かなえ)
千鶴(30歳)
夢(かなえ)
昔よく2人で来ていた場所。 私が悲しくて泣いてたら、ここに来て夜空を見た。
抱っこされながら、一緒に星を数えていた。
この場所は、過去も未来も変わらない。
夢(かなえ)
千鶴(30歳)
夢(かなえ)
夢(かなえ)
夢(かなえ)
千鶴(30歳)
千鶴(30歳)
夢(かなえ)
夢(かなえ)
憂一郎
千鶴(30歳)
夢(かなえ)
出前のピザにケーキ、ワイン。 千鶴さんはノンアルビールで、私はりんごジュース。
憂一郎
千鶴(30歳)
夢(かなえ)
憂一郎
憂一郎
千鶴(30歳)
憂一郎
千鶴(30歳)
憂一郎
夢(かなえ)
憂一郎
千鶴(30歳)
千鶴(30歳)
憂一郎
千鶴(30歳)
憂一郎
千鶴(30歳)
夢(かなえ)
千鶴(30歳)
千鶴(30歳)
そうして千鶴さんは、小指を立ててきた。
夢(かなえ)
小指に小指を添える。
千鶴(30歳)
千鶴(30歳)
ああ…… 一度でいいから一緒に お酒を飲みたかったな。
それで、愚痴とか他愛もない話をして 笑い合いたかったな。
……なんで、どうして今更 こんなに心が辛いの?
こんなのずっと前から覚悟してたはずなのに。 ねえ……
神様は残酷だ。 わがままで自己中。意地悪。
夢(かなえ)
千鶴(30歳)
もうどうあがいても戻れないってわかってる。覚悟はしてる。 でもやっぱり 凄く苦しくて、悔しくて、怖いや。
翌朝
佐上
千鶴(30歳)
佐上
夢(かなえ)
佐上さんと2人で廊下を歩く。
ふと、途中で振り向いた。
千鶴さんと憂一郎さんは 手を繋いで向こう側へ歩いていった。
夢(かなえ)
夢(かなえ)
2人の姿が見えなくなるまで、佐上さんに手を引かれながらずっと見ていた。
この、今更湧き上がる気持ちは何なのだろう?
言葉に表せないような混ざった感情。
虚しい。