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雷(ライ)

こんにちは。雷です。

雷(ライ)

今回は湯杏の過去です。

雷(ライ)

それでは、どうぞ!

直樹屋敷 庭

虹丘直樹

ここなんてどうです?

虹丘直樹

外から見えないから、ここは僕以外ほとんど来ないんです。ちょっとした穴場で落ち着く、僕の一番お気に入りの所何ですよ。

赤川湯杏

そうなんですね。

虹丘直樹

...ちゃんと、聞きたいですから。

虹丘直樹

もっとちゃんと知りたいです。

赤川湯杏

....分かりました。

赤川湯杏

あんまり、明るい過去ではないですし、くれると気分を悪くさせると思います。

虹丘直樹

承知の上です

赤川湯杏

では、話し始めますね。

このテキストが、現実の湯杏くんの話してることになります

赤川湯杏の過去

赤川家

赤川さとし(湯杏父)

おい、さっさと酒もってこいクズ

赤川湯杏

はい。

赤川さとし(湯杏父)

チッまっじぃ酒だな。使えねぇなボコッ

赤川湯杏

い"っ....

赤川さとし(湯杏父)

もっと稼いで来やがれバシャァン

赤川湯杏

ゲホッゲホッ

まだ、3つにも満たないぐらいの年齢で、外に出働きさせられていました。近所の人達は可哀想とか気味が悪いとかと口にしながら、お金をくれました。記憶の中の父はいつも、酒を飲んでおり荒れていました。気に入らないと殴ったり、水をかけたりされていました。理由は嫌と言うほど聞かされてきています。俺が生まれてから、母が死んだから。死神のような扱いで母は死ぬ直前、湯杏のせいだとはっきり口にしたと聞かせられています。

赤川さとし(湯杏父)

おめぇのせいで、人が死んでんだよぉ、死神。

赤川さとし(湯杏父)

この村で人が死ぬのはお前のせいだ。

その時は何を言われているのかは分かりませんでした。でもこれは、俺にとっての普通です。でも、回りと違うのは幼くても分かりました。そんなときに、一人の人間が訪ねて来ました。

謎の業者

すみません。

赤川さとし(湯杏父)

んだよ。

謎の業者

実はいま、~~のようなことで....

ひそひそと話していたが生まれつき、五感が良かった俺にはしっかり聞こえていました。奴隷が足りていないとはっきり。だから、貧乏な家や子供を必要としない家から、子供を買ってると言うことも。幼い頃は、言葉の意味が理解できず今になってから、ようやく理解のできたことでした。当時の俺は、直感的に捨てられるのはわかりました。

赤川さとし(湯杏父)

そんな高額であいつが!

謎の業者

はい。いかがでしょうか。

赤川さとし(湯杏父)

あいつでいいなら持ってってくれ。それより金だ

そもそも、嫌われていたので簡単に手放して大金を貰ったそうです。そのあとその人に赤原の赤澤孤児院につれていかれ、そこで番号をつけられました。0130と。この番号の意味はわからないし、知る必要もありませんでした。知ってはいたが周りから自分の名前だって呼ばれたことはなかったから、気にする必要もなかったですからね。

赤澤孤児院

謎の業者

お前はもう人じゃない。お前は物だ。

謎の業者

すべてはいと答え、仕事をこなせ。それがお前の存在価値だ。

赤川湯杏

はい。

謎の業者

チッまた体調不良かよ。不良品。

謎の業者

体調などどうでもいい。とっとと動け!働け!

謎の業者

お前はただの道具だ。

赤川湯杏

ゲホッゲホッ....は、、ぃ

赤澤孤児院は孤児院と言う名の奴隷育成施設みたいな所でした。体が弱くて、動けないこともありました。でも人間の心が存在しないような人達だから、無理にでも働かせられました。その時から、自分は道具だと、使えなければ、皮を剥がされて、内蔵を売られてと脅されていて、そう錯覚しはじめてしまいます。

謎の業者

そうだ、働け。

謎の業者の仲間

おうおう。やってんね?

謎の業者の仲間

ちょーどいいわ。お前ボールになれ。

赤川湯杏

はい。

まだ、体が小さかったから、丸まれば大きめのボールぐらいのサイズになったのです。これが子供の奴隷を欲しがる理由でした。成長してくると邪魔になるので、殺されたり売り飛ばされたりされていました。そんな中で過ごしてたからか、感覚が、感情が、だんだんなくなってきました。

謎の業者

そろそろ邪魔だな。

謎の業者の仲間

おー買いたいやついるらしいから売ってやろうぜ

謎の業者

マジ?こんなやつが?

謎の業者の仲間

どんなんでもいいって

謎の業者

良かったな、お前w殺されなくてすむってw

赤川湯杏

はい

そろそろ邪魔だなと、売られるか、殺されるかのどちらかで、俺は売られる方になりました。俺は体が小さい方だったから、7つぐらいまで孤児院にいました。正直言って、あの時点で殺されていた方が、楽だったと思います。

モブ

これからお前は、商品になる。

モブ

今日からお前を使えるように指導するから、有り難く思え。

赤川湯杏

はい。有り難うございます。

モブ

まずは、ストレス発散!

モブ

ボコッドカッボコボコ

俺は売り飛ばされました。人身売買を生業とする業者の指導のもと、商品にできるようにされました。飼い主のストレス発散、身の回りの世話の方法などを教えられました

モブ

チッまたかよ。

モブ

失敗ばっかだなぁ?

モブ

体がよえぇだけで減点なんだよ。

モブ

おらぁバシャァン

赤川湯杏

ポコボコ

上手くできないと、気にくわないと、水に沈められました。死ぬんじゃ無いかと言うほど、長時間、放置されました。

モブ

お前にはもう1つ教える。

モブ

これもストレス発散の一種だ。

モブ

まずは開発からだな。

モブ

カチッブルブルブルブル

赤川湯杏

....?

赤川湯杏

ビクッアッウムッやだっ

モブ

嫌じゃねぇだろ!

8つ頃、もう1つ教えることがあると言われて、ついていくと、無理無理性行為をされました。最初は、開発?をされて、そのあと、血が出るほど乱暴に扱われました。もう、その時には心が壊れていました。

モブ

今日、出荷だ。今日売れたら、返品したいと言われるまで、買った人が飼い主様だ。

モブ

失礼がないように

9つぐらいに、売られ始めました。飼い主様に従い、ものとして乱暴に扱われました。ただの奴隷で....いや、奴隷とも思われて無かったのかもしれません。

モブ

お前、このサイトで働け。

赤川湯杏

はい。

モブ

売られてない間は、もしくは活動してない間は、サイトを見て動け

モブ

主に暗殺とか性処理とかの仕事がくる。

10のとき、人身売買のサイトで働けと言われて、始めました。....直樹様達はきっと調べがついてると思います。知らなかったら、後でサイトをお教え致しますので、言って下さい。 人身売買のオークションの日程や、商品などの詳細が書いてあるサイトです。そこで、殺しや、頼まれた仕事をこなしました。

モブ

同じサイトで働いているお仲間さんが居るようだぞ?

モブ

お仲間はお仲間同士で仲良しこよししてろよ。会わせてやっからさ。

赤川湯杏

はい。

同年、サイトで働いている仲間がいると言われて、会いました。そこで会ったのが、達哉、喪服、瓜でした。俺はすぐに打ち解けました。なんとなく、信用できて....そこから仲良くなって今があります。今は13で三年の付き合いです。 (四人の出会いは8話参照)

赤川湯杏

ちなみに、直樹様達が買って下さらなかったら、俺達は世界政府の飼い犬になっていたそうですよ。

赤川湯杏

過去はこのような感じです。

虹丘直樹

そうですか....

虹丘直樹

ギュッー

赤川湯杏

わっ

虹丘直樹

よく頑張りました。

赤川湯杏

....へっ?ポロポロ

虹丘直樹

もう、大丈夫ですよ。

虹丘直樹

君たちは僕たちが必ず守ります。

赤川湯杏

ウワァンボロポロ

赤川湯杏

痛かった、苦しかった、ずっと不安で、辛かった

虹丘直樹

よく耐えましたね。ヨシヨシ

虹丘直樹

湯杏くんは一人の人間なんです。

虹丘直樹

死神でも物でもありません。

赤川湯杏

でも....たくさん殺しました....

虹丘直樹

いいえ。湯杏くんは断じて悪くありません。

虹丘直樹

命令されて、逆らえない状態だったんですから。

赤川湯杏

有り難うございます。ポロポロ

虹丘直樹

今まで我慢して、偉いよ。一生懸命生きて、凄く偉いヨシヨシ

赤川湯杏

ずっと....一緒に居てくれますか?ポロポロ

虹丘直樹

えぇ。もちろん。湯杏くんの居場所はここです。誰になんと言われようと。

赤川湯杏

ありがカヒュ

虹丘直樹

湯杏くん!

赤川湯杏

くびわ....

虹丘直樹

首輪ですね?外せばいいですね?

赤川湯杏

コクコク

虹丘直樹

自然 “大地の恵”

バキッバキバキバキッ

赤川湯杏

ハァハァカヒュ

虹丘直樹

湯杏くん!大丈夫ですか?

赤川湯杏

すーはー

赤川湯杏

大丈夫です。

虹丘直樹

....あの首輪は、、

赤川湯杏

自分の本当のこと、反抗した場合、強く締まるようになってるんです。最終的に、内側から刃が出てきて首が切れるらしいです。

虹丘直樹

....!そんな危ないものが....!

赤川湯杏

俺らがはずそうとすれば、もれなく刃が出てきます。

赤川湯杏

ずっと....脅されました。

赤川湯杏

お前の仲間が、お前の首がって...ポロポロ

赤川湯杏

どうしたらいいかわからなくて、、学校にも行ってないから、人間の普通も常識も知らなくて....わからなくて....

虹丘直樹

そうですか....ナデナデ

赤川湯杏

ここに来て、常識や普通に触れて、怖くて、、

虹丘直樹

....ナデナデ

虹丘直樹

そこまで、貴方方を追い詰めてしまってすみません。

虹丘直樹

でも....思ってることとか、全部教えてくれて有り難う。

赤川湯杏

はい。

虹丘直樹

改めて、これから宜しくお願い致しますね。

赤川湯杏

宜しくお願い致します。

虹丘直樹

分からないことは全部...教えられるかは分かりませんが、頼って下さい。体調不良とか、不安な事とか、何でもいいですよ。小さいことでも、不安に思うことがあれば、教えてくださいね。

赤川湯杏

有り難うございます。

赤川湯杏

(自分を受け入れてくれた。やっぱり、言って良かった。)

赤川湯杏

直樹様は、優しいな

虹丘直樹

そうですか?

赤川湯杏

わっ忘れてください//

虹丘直樹

嬉しかったんですけどね...

虹丘直樹

あと、様はやめてくださいよ~

赤川湯杏

お、王子様ですから...

虹丘直樹

えぇ...ダメ、ですか?

赤川湯杏

直樹さんボソッ

虹丘直樹

ふふっ可愛いですねぇ?

赤川湯杏

もう、呼ばないもん//

虹丘直樹

えーこれから、ずっと呼んでほしいなぁ?

赤川湯杏

たまになら...ゴニョゴニョ

虹丘直樹

ふふ。じゃあそのたまに、待ってますね!

赤川湯杏

そう...ですか/

二人)あぁ、幸せだな

雷(ライ)

いかがでしょうか?

雷(ライ)

良ければ、感想、アドバイスください。

雷(ライ)

それでは、さようなら。

ある国の四人の王子様と売られた四人の子達

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