ふまじめな私が真面目な恋をした。 part10
あの文化祭の後 るなと私でお泊まり会をすることになった のあさんはじゃっぴとご飯食べにいくんだって
いいなぁのあさん 好きな人と好きな時に会えるし くっついたりしたりさ
私はそうはいかない まぁ彼女じゃないからしょうがないけど…
るな
えと
熱々のココアからは白い湯気がたっている その湯気に顔を近づける
えと
「ですねっ」とるなはクスッと笑った
るな
るな
えと
えと
るな
るな
えと
そういえば何でだろ… 別にタイプでも無かったはず、むしろ少し苦手なタイプだった
数ヶ月前
記憶は廊下を全速力で走っていたとこから始まる
えと
なおきり
えと
なおきり
えと
えと
えと
なおきり
えと
階段ならジャンプすれば撒けるだろう と階段を勢いよく降りた瞬間
えと
足に雷を撃たれたような激痛と衝撃がはしる そして体が階段に向かって…
えと
なおきり
彼の声がスローモーションで頭の中に響き渡った
なおきり
ドタドタと大きな音と共に落ちた けど、体が全然痛くない 変わりに包まれたような感覚
嫌な予感がして急いで体を起こした
なおきり
えと
えと
なおきり
怒られるのは分かってる 覚悟をもって目をつむる
なおきり
えと
なおきり
彼は心配そうに私を見る 痛いところ?君は何ヶ所もあるじゃん なんで、君が危ない目に遭っても私を一番に心配するの…? 君の方が重傷じゃん…
えと
えと
自然と胸が痛んで目の奥が熱くなる
なおきり
なおきり
えと
なおきり
えと
なおきり
なおきり
その君の曇りのない言葉に私は落ちた
昔から何でも否定されてばかりで 誰も何も言ってくれなくて、孤独だった私を 君が見つけてくれた。
えと
るな
えと
えと
るな
えと
えと
るな
えと
るな
私がえと先輩の寝顔を堪能していると 後ろからガチャっと音がした
なおきり
るな
なおきり
るな
なおきり
そういいながらお兄ちゃんはえと先輩の横に座った
そしてえと先輩の体を少し起こして自分の膝元においた
るな
なおきり
なおきり
なおきり
お兄ちゃんはえと先輩の頭を優しく撫でた後 静かにじっと見つめていた
そして少し瞳が揺れていた
コメント
1件
わあああ最高な作品だ💕💕💕