目を瞑った栞の口の中に、何かぬるぬると生暖かいものが侵入してきた。
栞
んんッ…!
栞
(何これ…っ
とげとげして、痛い…)
とげとげして、痛い…)
猫神
(ごめんね、猫の舌は人と違って棘があるから…少し我慢して)
栞
ん…んん…ッ
猫神
(怪我させちゃったね…栞の血の味がする。)
栞
い、いたい…れす…かひはま…やめへくらは…
猫神
(これが効けば痛くなくなるよ。もう少しの辛抱だ)
栞
(これが、猫神さまとの…儀式なの…?)
栞
(食べられることに比べれば痛くはないんだろうけど…って、あれ…?)
栞
(痛みが消えて…)
猫神
私の唾液は、何故か人間にとって痛みを快楽に変える作用があるみたいでね
猫神
その証拠に、もう痛くないだろう?
栞
ん…んん…
栞
(神さまの舌が…私の舌に絡みついていく)
栞
(ザラザラした神さまの舌が触れるたびに、私の身体が反応してしまう…)
栞
ひッ…ひゥ…ウゥ…
猫神
怖くないよ。ほら
猫神
もう栞の中は美味しそうにとろけてる
栞
私…とろけてる?
栞
もう神さまに消化されてしまってるの?
猫神
そうだよ…内側から少しずつね
猫神はツーっと栞の身体の中心をなぞり、その指を栞に見せた。
猫神
ほら、こんなにとろけてしまっているよ
栞
私、やっぱり猫神さまに食べられてしまうんですね…
栞は恐怖なのか、気持ちよさなのかもわからない涙で横隔膜をひくつかせている。
猫神
怖がらないで
猫神
私に食べられることはとても幸せなことなんだよ
猫神
さあ、栞がもっと美味しくなるように
猫神
私が身体を綺麗に洗ってあげるからね






