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それから、
数ヶ月の時が過ぎた。
誰にも話せず、
メルトを救いたいという善意と、死んでしまうという恐怖が
彼を襲い続けていた。
盆が近い、ある夏の夜。
みかさは、ついに妖というモノを はっきりと見た。
邏�ュ秘、
.
邏�ュ秘、
邏�ュ秘、
邏�ュ秘、
.
.
桃
想像を遥かに超える化け物だった。
黒いモヤだけで身体の原型はなく、ぬるぬる動いているソレは
どこからともなく生やした手で人を掴み口と思われる穴に放り込んだ。
桃
予想が確信に変わった瞬間だった。
今まで何となく避けてきた結論だったが、信じざるを得ない。
立ち尽くすみかさを見かねた村人が、みかさを おぶる ようにして安全な場所へ移動た。
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桃
.
そう一言言って、その人は化け物のところへ走り去っていった。
ただ一点を見つめ、ぼーっとしているみかさ。
その目には、光が宿っていなかった。
紫
聞き覚えのある声に、彼はゆっくり振り向いた。
そこにはいつもの"4人"が集まっていた。
みかさに駆け寄り、大丈夫かと背中をさすったその時
桃
消えるような声で言う。
赤
黄
桃
水
桃
紫
桃
自分が死ぬかもしれない立場に立ってみると、世界はまるで違った。
毎日仲間と離れる恐怖、死ぬという気持ちが込み上げてきて。
彼は寝ように寝れない日々が続いた。
桃
桃
桃
桃
大粒の涙が彼の目からこぼれ落ちる。
親友らは、彼をそっと慰めた。
翌日。村の建物5棟が全壊。
10棟が半壊という被害に終わった。
メルトは妖が消滅したあと普通に顔を出して
みかさを大号泣させた。
だが、婦人2人と、10歳、19歳の男女を喰い殺された。
昼になっても火葬場の煙突から煙は消えなかった。
その日の夜に、村の大人だけが集められ、会議が執り行われた。
みかさは嫌な予感がして、こっそり公民館の外で耳をすませた。
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真ん中に座る、髭の生えた村長の人のような喋る。
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あの贄に 役目を果たさせる。
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桃
それはあまりにも信じられない現実であった。