どぬく
もふ
君はそう言っていた
もふ
梅雨の日ずぶ濡れのまんま、
もふ
部屋の前で“泣いていた、”
どぬく
夏が始まったばかりの言うのに
君は酷く震えていた、
「そんな話で始まる」
「あの夏の日の記憶だ」
どぬく
もふ
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
もふ
そんな君に僕は言った
もふ
どぬく
財布を持って、
ナイフを持って
携帯
ゲームも!
カバンに詰めて、
もふ
どぬく
あの写真も、
あの日記も
今となっちゃもういらないさ!
どぬく
もふ
君と僕の、
旅だ!
もふ
どぬく
そして僕らは逃げ出した、
狭い
狭い
この世界から!
家族も
クラスの奴も
何もかも
全部捨てて
君とふたりで!
どぬく
もふ
どぬく
もふ
もふ
もふ
どぬく
もふ
どぬく
もふ
どぬく
もふ
もふ
どぬく
結局僕ら
誰にも愛された事などなかったんだ
そんな嫌な共通点で
僕らは簡単に信じあってきた、
君の手を握った時
微かな震えも既に無くなっていて
誰にも縛られないで2人、
線路の上を歩いた、
もふ
どぬく
金を盗んで、
2人で逃げて
どこにでも行ける気がしたんだ、(笑)
今更怖いものは、
僕らには無かったんだ!(笑)
額の汗も、
落ちたメガネも
今となっちゃどうでもいいさ!
溢れ者の小さな
逃避行の旅だ!
もふ
もふ
もふ
もふ
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
さぁ、そろそろじゃない?
どぬく
宛もなくさまようセミの群れに
水も無くなり揺れ出す視界に、
迫り来る鬼たちの怒号に、
ポリス
馬鹿みたいにはしゃぎ合い
ふと君はナイフをとった
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
もふ
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もふ
そして君は首を切った
まるで何かの映画のワンシーンだ、
白昼夢を見ている気がした、
気ずけば僕は捕まっていて
ポリス
ポリス
もふ
君はどこにも見つからなくて、
君だけがどこにも居なくて
もふ
そして時は過ぎていった、
ただ暑い暑い日が過ぎてった、
家族もクラスの奴も居るのに
何故か君だけがどこにもいないッ!
もふ
あの夏の日を思い出す
僕は今も今でも歌ってる、
もふ
もふ
もふ
9月の終わりにくしゃみして
6月の匂いを繰り返す
もふ
君の笑顔は
君の無邪気さは、
頭の中を飽和している、
誰も何も悪くないよ
君は何も悪くないから
もういいよ投げ出したしまおう、
もふ
もふくんにはお見通しだったかな
やっぱもふくんは凄いや
あの夏が飽和する 𝑒𝑛𝑑
次回 : 人形アリス
🎸 🌷 ❄️ 🍪👓
お楽しみに
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