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rnさんと初めて話した日の翌日
新学期始まったばかりなのに、 担任が新しくなるらしい
窓から差し込む光は眩しく
浮かれたようなざわめきが 教室を満たしていた。
モブ1♂
モブ1♂
モブ1♂
モブ2♀
モブ3♀
モブ4
ur
クラスの笑い声があがる
俺は、満面の笑みで腕を挙げた
軽口、冗談、ノリの良さ。
それはきっと、彼が
『そうであるべき』
と、自分で課した役割だった
urさんの笑顔は、完璧だった。
けれどその目の奥には、 疲れた静けさがあった。
rn
今日も無事、"面白い静中ur"をやり切った
ふと、視線を窓際に向ける
そこに座るひとりの少女───
分見rn。
彼女はクラスのざわめきのなか、
ぽつんと窓の外を見ていた。
浮かれた空気に飲まれることなく、
孤立している様子もなく、
ただ静かに、空を眺めている。
ノートを開いているのに、 ペンは動いていない。
クラスの誰か
そんな声が静かに聞こえる。
でもその静けさは、妙に心地よい
その日の放課後
ur
俺は、偶然を装って図書館に足を運んだ
誰もいない空間を予想していたが、 そこにはすでに誰かがいた。
rn
rnさんだった。
彼女は数冊の本と、 自分のノートを机に並べていた。
その中身をチラリと見ると、
『やりたいことリスト』
と書かれていた。
・落語を聴く ・陶芸体験 ・早朝に散歩 ・ホットサンドを作る ・演劇の裏方をやる ・無音の中人と一緒にいる
ur
と、思わず口に出すと
rnさんは小さく肩をすくめた。
rn
rn
rn
rn
rn
rn
俺は、言葉に詰まった
ur
rn
rn
rn
ur
rnさんの言葉は
俺の胸に刺さった。
"周りに気を使うこと"に疲れきっていた俺
"自分を探すこと"に迷い込んでいたrnさん
俺ら2人は正反対のようで、どこか似ていた
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